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杏寿郎「ほら、こっちに来ないか」



『……………え?』



………何故、布団一組がある。
そして何故、そこに私を呼ぶんだ。



杏寿郎「……来たかったんだろう?」




そ、蕎麦屋の二階ってまさか…………………!!



















『…凄いっ! 寝られるんですね!!!
もう昨夜は一睡もしてなくて!!
どっかの誰かが強制的に実家に呼んだりするから嫌すぎるあまりヤケになって小説を読み漁りすぎて眠気がすぐそこまで来てたんです!
あ、でも煉獄さん忙しいでしょうから先に帰ってもらって大丈夫なので…!!
本当、私のことはお構いなく帰って下さい!!』




どうせさっきの様子から二階が男女が情事にふけこむ場所だなんて知らないんだろうと思った杏寿郎は、Aがどういった反応をするのか気になったが想像を遥かに超え、文句を言いながら挙げ句先に帰れとまで言われた。




そんな扱い一度もされた事ない杏寿郎は驚愕だ。




杏寿郎「いや……そうじゃなくてだな…!」



『煉獄さん、たまには優しいところもあるんですね…
あ、違った…
私、二階が一休みできる場所だと知ってましたのでね!!
そう! だから来たかったんですよ!
なので一寝入りしたら帰りますので
そこどけてもらえます?』



杏寿郎「…むぅ…、…どけない」





…………ほーらね、性格悪いじゃん。
そんなのには負けないもんねー




杏寿郎が座っている布団に横たわり、よいしょっと、掛け布団にくるまると、

『私が先に寝たいって言ったんですからね…?
布団かけないと寝られないので譲れませんからね…!
掛け布団は私が使うので、もし必要ならお店の人に借りて下さいよ?』

そう言うと杏寿郎に背を向けて目をとじた。







杏寿郎「………ありえん」






あんなにも訳の分からない恋愛小説ばかり読み漁っているくせに、この状況で異性と同じ布団に入り寝るなんてどういった神経をしてるんだ、と驚く杏寿郎をよそにスゥスゥ規則正しい寝息だけが部屋に響いた____。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます🥰お気遣いもとっても嬉しい😆❣️ (2022年9月4日 21時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - すごく面白くて、何度も読み返しています!更新楽しみにしています♪(無理のない範囲で!!) (2022年8月27日 22時) (レス) @page34 id: e4636b2ff9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - クロイルカさん» 嬉しいコメント〜っっ😆❤️ (2022年8月27日 16時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - yersk0402さん» えー!めちゃ嬉しいです🥰!! 思いつき更新頑張ります😂 (2022年8月27日 11時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まゆさん» まゆさん、いつもありがとです〜🥰 (2022年8月27日 11時) (レス) id: e14c782aeb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月20日 20時

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