思い通りにならない彼女【煉獄杏寿郎】

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……何で？





何で私は煉獄さんと食事に来ているの………？






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____


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あの後____





『あの…！
私もお腹が空いたので天ぷらが食べたいです！！
なので今から３人で食事に行きませんか？！

あ、でも天ぷらは譲れないので行き先は天ぷらを置いてあるお店で…！』



「はぁ？」



『天ぷら、ダメですか？！
じゃあ天ぷら蕎麦で我慢するので……
天ぷらは蕎麦に入れずに出してもらうので安心して下さい！』



「…アナタさっきから何なの？
私は炎柱様と２人で食事に行きたいのよ！」



『え、私は……
えっと…何て言うか………
こ、この不機嫌そうな顔した人の婚約者だと思います！！』



杏寿郎「指を指すな」



「……炎柱様に婚約者が出来たとは聞いたけど…
嘘でしょう？！！
こんな訳の分からない事を言う、ちんちくりんが？！
炎柱様、何かのお間違いでは…？」



杏寿郎「…彼女は俺の婚約者だが？」



『……私も嘘だと思うんですけどそうみたいなので３人で天ぷらを食べに行くのはお譲り出来ません！！』




それから可愛い女の子は私には馬鹿にするなと怖い顔して怒って帰ってしまいましたとさ………。
めでたし、めでたし…………



もう………
最近の人ってすぐ不機嫌になるのね、
煉獄さんもだしさ。




とりあえず話しは終わったし、お役にも立てたし帰ろうかと思ったのに…
「君が行きたいと言うから天ぷらを食わせてやる」と何度も帰ると言うのに、またもムリヤリ手を引かれ蕎麦屋へやってきた……。



蕎麦屋………
確かに我慢するって言ったけどさ、
どうせ二人なら天ぷらの定食が食べたかった…とは言わないでおこう。





そして蕎麦とは別に盛られたのは海老の天ぷらとかき揚げがやってきた。






海老が大きくて美味しそう！！！

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