思い通りにならない彼女【煉獄杏寿郎】

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………きた。






キターっ！！！！





すんごい美少女と煉獄さんがぶつかった！！！





この煉獄さんだ、
恐らく初恋の相手では無いだろうけども！！




きっとこの二人はこのままお互いにビビッときて…
私を置いて茶屋へと向かうんだ………
そこで私の事を聞かれて…………




「さっきの芋みたいな女性は…？」


「女性なんて居なかっただろう！
俺には君しか見えない！」


「まぁ………！ 私もあなたしか見えてません！」




こうなるんだ！！！！



やだ、もう……
私って恋のきゅーぴっどってやつ？




んふふ、と笑いながらその場を密かに離れようとするA。
しかし次の瞬間、その動きを止めた。




「…痛いなぁ、煉獄さん前見て歩いてよね」



杏寿郎「すまない、時透！」





………え？
知り合いなの？



って言うか声、低くない………？
嘘でしょ………
まさか……お、おお男の子……？




杏寿郎「全く！
君の奇行のせいでぶつかったでは無いか！
彼は俺の同僚だ！！」





彼(・)……………、
そうか………彼、ね………





街角の嘘つきめ。

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