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‥
当日は、弱い雨がポツポツと長い時間降るようなちょっと憂鬱な天気だった。
でもそんな暗い雰囲気も吹き飛ばすくらい俺の心は晴れてて。
だって、ずっと歩く姿しか見れていなかった彼と食事にまで行けるんだよ？
そう考えただけで心が弾む。
雨が降っていたから、急遽俺の車で移動するようになった。
彼の家の最寄りの駅で待ち合わせ。
車のハンドルに顎を乗せて、駅の改札を覗く。
数分待った頃、改札を慌ただしく抜けてキョロキョロと周りを見渡す彼。
待ち合わせ、2分遅刻してるからね、
まあ怒る訳もなく、そんな彼の姿をなんとなく見つめる。
傘、忘れたのかな。
雨で濡れていく長い前髪が、更に彼の顔を隠してしまう。
「山田くん、！」
窓を開けてそう呼ぶと、申し訳なさそうに車の方へ駆け寄ってくる。
「…っはぁ、ごめんなさい…電車が遅延しちゃって…」
「全然大丈夫！それより傘は？」
「え……？…ぁ……電車の中だ……」
「忘れてきたの？もう…。まあいいや、風邪引いちゃうから早く乗りな？」
ごめんなさい、と小さく呟きながら髪から雫を落として彼が車に乗る。
丁度後部座席に置いていたブランケットを渡すと、またごめんなさいと言ってそれを被った。
謝るの、癖なのかな？
そう思いながらも彼が水を拭くのを気にかけながら、
目的地へと向かった。
‥
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綺(プロフ) - cさん» オメガバースをちゃんと扱うのは初めてなので至らない部分もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します...！！ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
c - ゆとやまのオメガバースッ、、ずっと求めてました、、っすごく嬉しいし楽しみです！更新頑張ってください！いきなり失礼致しましたm(__)m (2020年4月18日 0時) (レス) id: ecbe736c3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年4月15日 12時
