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(ym)
‥
「ほ、ほんとに言ってんの…」
「ホントのホント。…じゃあこれでお願いしますっ！」
「はい、かしこまりました！」
裕翔が美容師さんに見せた写真は、女子に人気のアイドルの写真。俺の顔に似合うのか心配で仕方ない。
もはや無茶ぶり紛いなことをしてきた当の本人は、行きつけだからか知らないけどめっちゃ寛いでるし。
何が「この美容師さんに任せれば大丈夫！」だ。
俺が言ってるのはそういう問題じゃないのに…。
「やま、終わるまで目つぶっててよ、その方が楽しめるよ！」
「この際楽しむとか要らないし…」
「ふふ、いいからいいから！ほら！目瞑る！」
鏡に反射してる裕翔がそう言いながら笑う。
仕方ないと思いながらも目を瞑った。
裕翔って、子供みたいな所ある。金持ちのアルファってもっと無口で人に無頓着ってイメージあったんだけど、いい意味でそのイメージが壊された。
ほんと、初めて会うタイプの人間。
どれくらい経ったのか、裕翔に肩を叩かれて「いいよ」と言われた。恐る恐る目を開けると、鼻も目も輪郭も全部見えて、サッパリした髪型になっていた。
「…えっ、」
「やばいよ、やま超可愛い」
「久々にこんな短さになった、」
「やまめっちゃ髪綺麗だし、こっちの方がいい…めっちゃ好き」
裕翔は鏡で俺の髪を見て、耳元でそう呟いた。無意識なんだろうな、と思いながらも顔が熱くなるのがわかる。
髪型の話だとは分かっているけど、こんなに人に褒められること人生で無かったから
自然と笑みが零れた。
「ね、やま、俺は？どう？」
「…ふふっ、いいんじゃない？」
「いいんじゃないって何！かっこいいとか言わないわけ！？」
「あ、お会計お願いします、」
「ちょっと、やま聞いてんの！？」
後ろで自分の髪を触りながら騒いでる裕翔の分も支払って、店を出た。
‥
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綺(プロフ) - cさん» オメガバースをちゃんと扱うのは初めてなので至らない部分もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します...！！ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
c - ゆとやまのオメガバースッ、、ずっと求めてました、、っすごく嬉しいし楽しみです！更新頑張ってください！いきなり失礼致しましたm(__)m (2020年4月18日 0時) (レス) id: ecbe736c3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年4月15日 12時
