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‥
昨日も見かけた彼。
実は何日も前から気になっていた。
でも、特に話題も無いのに話しかけたら完全に不審者だし、どうしようかと悩んでいた頃。
その日もまた、俺は庭にいた。
小さい頃から庭に咲いた色んな色の花を見るのが好きで、暇さえあればここに来る。癖みたいなもの。
最近花を咲かせたばかりの小さな花を見ていると、また視界の端に彼が映った。
もう反射的に顔を上げてしまうようになって、俺結構やばいのかなって思ったり。
そんな時、彼が持ち直したカバンからぽとりと何かが落ちた。
慌ただしく歩いていて、落ちたことには気付いていないみたいだ。
「…チャンス、！」
そんな馬鹿っぽい言葉を出しながら、庭を出てすぐにその物を拾う。
…封筒？なんかずっしりしてるけど。
「あの！これ、落としましたよ！」
「…え、あ…っ…」
俺が手にしている物を見て、すぐにカバンの中を確認する。
少し離れた場所から駆け寄ってくるその姿が、なんだか頭に残った。
「…ありがとうございます……」
「いえいえ、大切なものなんですね、？」
「…大切というか……その………っ…！」
「…？」
長い前髪からちらりと覗く目と、俺の目がぱちりと合った。
でもその瞬間、彼は怯えるようにお辞儀だけして走り去ってしまった。
…え、やっぱり俺、不審者感強かった？
その場には、手を差し出した俺と、
なんとなく振られたような感情だけが取り残された。
‥
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綺(プロフ) - cさん» オメガバースをちゃんと扱うのは初めてなので至らない部分もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します...！！ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
c - ゆとやまのオメガバースッ、、ずっと求めてました、、っすごく嬉しいし楽しみです！更新頑張ってください！いきなり失礼致しましたm(__)m (2020年4月18日 0時) (レス) id: ecbe736c3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年4月15日 12時
