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(ym)
‥
駅で待っていると、前回と同じように車でやって来た裕翔。
車に近付くと顔をこちらに向けて手を上げた。
「…ぁ、あの、俺…」
「とりあえずいいから、乗って、？」
「……はい、」
車に乗るとすぐに発進して、
この前の店とは全く別の方向へと向かった。
その時点で、前と何かが違うことは分かっていた。
…裕翔、一言も喋ってないし。
怒ってるような、傷ついてるような、
そんな複雑な表情が何気なく見た窓に映っていた。
「…やま、…俺今日、聞きたいことあってさ」
「…俺も、言いたいことがあります」
周りが暗くてよく見えない場所に車が停まる。
沈黙が、怖かった。
だってわかってたから。
あの日のことを聞かれる、と。
「……連絡くれなかった間、ほんとに体調崩してた？」
そして、彼は全部気付いている。
会った時から、目が合わないんだ。
……あーあ、きっとこれで、バイト先もクビ。
「知ってるんですよね、全部
わざわざ聞く意味ありますか」
「……え？」
こんな経験、山ほどしてきた。
ベータと偽って、どこかでバレて。
軽蔑されて、差別される。
こんな体に生まれた自分が悪いくせに
人に八つ当たりするのも、
差別される原因の1つかも。
そう思いながら車を降りると、裕翔も続けて車を降りた。
顔なんて、見れない。
ここがどこかもわからないくせに
暗い道を歩き出そうとしたけど、
凄い力で腕を掴まれて無理やり食い止められた。
‥
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綺(プロフ) - cさん» オメガバースをちゃんと扱うのは初めてなので至らない部分もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します...！！ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: d4403408f6 (このIDを非表示/違反報告)
c - ゆとやまのオメガバースッ、、ずっと求めてました、、っすごく嬉しいし楽しみです！更新頑張ってください！いきなり失礼致しましたm(__)m (2020年4月18日 0時) (レス) id: ecbe736c3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺 | 作成日時：2020年4月15日 12時
