【銀 魂】将軍家にいつの間にか新しい家族がいた2【坂田銀時】

47話 限界 ページ8

Aside



なんかだんだん昔みたいな楽しい会話になって行く

でも私は傷口からどんどん血が溢れ出て意識が遠のいて行く

貴「楽しい所悪いんだけどさ………もうそろそろ私限界……」

私が座っている床にはどんどん血が広がって行く

奈「………止まらないわ」

母様が止血をしてくれているのだが全く止まらない

私は金平糖を母様に渡す

貴「これさ、みんなで分けなよ」

奈「Aの好きな金平糖じゃない」

貴「あげる。お腹空いてるんでしょ？」

ああ、どんどん前が見えなくなってく

死ぬのかな？

私どうなっちゃうんだろ

家族のためなら死んでもいいと思ったのに

なんか悲しいな



だってもし死んじゃったら銀ちゃんに会えなくなっちゃうじゃん

私と銀ちゃん結局喧嘩したままだった

折角また会えたのに………

仲直りしたかったな

貴「銀……ちゃん……」

私の意識はそこで途絶えた







銀時side



？「貴方は？」

Aと同じくらいの歳の男が話しかけて来た

銀「Aの戦友？」

？「俺は京乃宮之です。Aちゃんの従兄弟で今死んだ伊波の息子です」

銀「坂田銀時だ。Aはどこ行った？」

Aはあの傷は放っておいたら大量出血で死んじまう傷だ

Aが歩いて行った床かにはすごい量の血があった

宮「家族のいる牢屋ですよ。鍵を渡しました」

銀「あの傷のAになんで行かせた？」

宮「俺もAちゃんを止めました。でもAちゃんは行くって言いました

あの目は死ぬ覚悟をしてる目だった。だから渡しました」

Aの本気の目に逆らえなかったってか

銀「案内しろ。Aの傷は放っておいたら大量出血で死ぬ」

宮「こっちです」

俺はAのいる牢屋へ向かった







？「ーーー！！」

？「ーー！ーー！」

なんか声が聞こえる

叫んでるっぽいな

宮「どうしたんでしょうね」



俺と宮之は歩いて行く

進んで行くと何を行っているのかが聞こえて来た

？「A！！」

？「A姉ちゃん目覚ましてよ！」

俺と宮之はその声を聞いて走り出した



突き当たりに牢屋があった

？「宮之………？」

宮「Aちゃんがどうかしたんですか？」

？「Aが………気失った………」

？「傷だらけで血まみれなの……」

銀「A！？」

俺はAの手を握る

脈はまだある

銀「まだAはちゃんと生きてる」

？「お前さん誰だ？」

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