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五十三話 ページ4

「A、なんでこんな怪我したの?」

血は止まらずアオイ達は止血剤を打ったりと治療進める。

「一緒に任務やってた人がミスしちゃって任せてた鬼にぶっ刺されちゃった。内臓は動かしたから

無事よ。でもどれだけ呼吸を上手く使っても血が止まらないのよ。」

Aは笑いながらいう。

「これは笑い事じゃないわ…血が足りなくなってきてる…でもAさんの血は人間とはちょっと

違うから下手に輸血するのは危険だわ。」

確かにそれは危険かもしれない。んー、なら今回だけ技を使うか。

「血だけ止めるから待って。」

Aは神術で血を止めた。

「あまり使い過ぎは良くないから後はよろしく。」

血はいきなり止まった。

「分かった。じゃあ縫っていくからじっとしてて。」

なほとすみときよはアオイに麻酔や針や糸を渡す。

「カナヲ、伊之助達まだいるって本当?」

「え?いるよ。」

なんでお腹に穴空いてるのにAは普通に喋れるんだろう。と、カナヲは思いながら答える。

「後で会えるかな。」

「縫合が終わってからにして頂戴。」

アオイはAの傷口を縫いながら言う。

「分かってるよ。私さっき後藤さんに会わなかったらそのまま義勇のところに帰ってたよ。」

Aはそう言いながらチュン子に義勇への伝達を頼む。

それを聞いて四人は一瞬固まった。

「Aにとってはこの怪我はどのくらいやばいの?」

カナヲはAの身体を押さえながら聞く。

「一晩寝れば治るかなーくらいだったよ。でもすごく物々しく手当てしてくれるんだね。」

きっとこの怪我…他の人なら死んでる気がするの私だけかな?

カナヲは不安そうにAを見る。

「Aにとっての大怪我は何?」

「バラバラにされるとか首斬り落とされたとかかな?もう、死ぬ寸前の事だよ。」

「もうそれ治しようないじゃない。」

アオイは呆れながら言った。

「そうだね。まあその時はその時だよ。」

Aは笑いながら言う。

「あ、そういえばね、私に襲いかかってきた鬼私の血を飲んで死んだのよ。もしかしたら私の血って

鬼に対する毒性があるのかもしれないね。」

珠世がまだ一つ分からない成分があるって言っていたのに関係あるかもしれないけど。

「それは帰ってきたらしのぶ様に伝えなきゃね。はい、終わった。ご飯は今日食べないでね。」

「はーい。」

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さな(プロフ) - どんさん» ありがとうございまーす! (2020年3月20日 21時) (レス) id: 0b0eb48310 (このIDを非表示/違反報告)
どん(プロフ) - 桜奈さん、泣きながら最後まで読ませて頂きました…!!本当に原作でもそうですが涙無しでは見れませんね…。鬼滅学園のお話楽しみにしています! (2020年3月20日 20時) (レス) id: 85f455c3e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜奈 | 作成日時:2020年3月16日 17時

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