自信なんてない ページ20
『な、泣いてない』
JM｢……どうしたんだよ｣
『ごめん……』
そう言って外に出てきた。
撮影場所から少し離れた所にある川辺まで歩いた。
『はぁ……』
最悪だ。
何が最悪かって、あの二人を目の前にして私は逃げた。
私は自信なんて無い。
何に対しても普通の結果しか出せない。
テンさんにこの事知ったらなんて言われるだろう？
結局私はジェヒョンにもテヨンさんにも向き合ってない。
『最低なヤツ』
なんだよな。
だんだん目頭が熱くなってくる。
すると隣に誰かいる気配がした。
『え……』
『テヨンさん』
TY｢ジェミンから聞いた｣
『あぁ……』
TY｢ジェミン、すごい焦ってたよ？(笑)｣
申し訳ない事しちゃった
TY｢でも、その様子を見るとAちゃん緊急事態だったんだよね｣
TY｢何があったか……教えてくれるかな？｣
『ただ、自分に嫌気がさして。』
『口では強く対抗したつもりでも、ダメなんです。』
TY｢それってジェヒョンとヘリンさんのこと？｣
『なんでそれを……？』
TY｢ん〜？何となく？(笑) ヘリンさん、あの人分かりやすかったし(笑)｣
TY｢それにあの人も片思いしてるんだなって思った｣
『……』
遠くを見て小さく呟くように言ったテヨンさん。しかし、私の耳には鮮明に聞こえた。
TY｢あぁ、ごめん。今のは気にしないで｣
『……はい』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 956人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほのか(プロフ) - 早く続きが楽しみです！！！ほんっとに楽しみなんです (2021年3月25日 16時) (
レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 私この話好きです！良かったら推しの話でもしませんか？ (2021年3月5日 21時) (レス) id: ede6eef359 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴーち | 作成日時：2021年3月5日 21時
