milk boy (ページ5)

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こゃまくんのやきもち 2 ページ5

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玄関で靴を履いていると、ふいに彼に名前を呼ばれた。

思わず振り返ると、
彼が私のブラウスのボタンをぽちぽちと外し出した。

A ：「！！慶一郎！！！なにして、っぁっ… 」

ちゅうっと言う音が響く玄関。

彼が胸元にキスマークをつけた。

慶一郎：「綺麗。」

A：「見えちゃう…。」

慶一郎：「見せつけといて。男いるってわからせるためにもね？男よけ。」

自分の中の体温が高くなるのが分かる。こんなに愛されてるのが凄く嬉しい。

背伸びをして、彼の唇にちゅっとキスをひとつ。

A：「じゃあね！」

そのまま居酒屋に向かった。

～こゃま side

連絡が…こない。もう少しで23:30。

変な男に捕まってない？お酒飲まされてない？

Aは本当にお酒に弱い。すぐに寝ちゃうし、服脱ぎ出すし…大変なんだよ(涙)

愛が深すぎて、束縛しちゃうし、嫉妬だってしちゃう。たまにAに引かれないか心配。

あんなに可愛くて愛おしい彼女を鳥かごに入れておきたいくらい。その分俺がAを幸せにできるはずだから…。

ピコン

きた！！

会計を済ませて外に出るからお迎えお願いしますとのこと！！！！！

文章もしっかりしてるしお酒は飲まされてないっぽい！よし！
俺はスマホと部屋の鍵、車の鍵をつかんで、小走りでエレベーターに乗り込んだ。

居酒屋の近くの駐車場でAが出てくるのを待つ。
するとわやわやと大人数の男女が店から出てきた。

その中にAも！

…様子が変。
なんか絡まれてね？え？

肩組まれてるし！はぁ！！誰だよ (怒)

本当は殴りに行きたいところだけど、Aが可哀想だしそれは押さえ込んだ(笑)

車の外に出て遠いところからAの様子を伺う。

慶一郎：「 A！！」

Aは、俺の声に気づいて、スっと逃げてこちらに走ってきた。

男はこっちを睨むと帰路へと向かっていった。

俺はとりあえずAを車に乗せて家に向かった。

Aは気まずいのか何も言ってこない。
俺も何も言えずそのまま家に着いた。