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「京もっちゃん」
「うわっ、北斗か」
「久しぶり」
「来てくれたんだ、ありがとう」
「何してんの？ここで」
「晴れてて気持ちいいなって、生きてるって感じてるの」
「ふふっ、何だそれ」
晴天の空を見上げて太陽の光を受け入れる彼が綺麗すぎて眩しい。
初めて会った時の壊れてしまいそうな儚さではなく、強さを持った儚さがあった。
「あ、そうだ。阿部ちゃんから、無理しないでねってさ」
「心配性だなぁ」
呆れたように言い放つけど、その顔は安心したようだった。
「本当はね、最近体調がいい時には病院内を歩いてるんだ、リハビリの為に。中庭はその休憩」
「そうなんだ」
「待ってて、絶対体育祭出るから」
「うん、待ってる」
特に面白い話題がある訳でもなく、ただ穏やかな時間だけが流れていく。
京もっちゃんの隣は凄く落ち着く。
体の力が抜けて、ゆっくり深い息ができる、何も頑張らなくていいって本能が言ってるみたい。
「そろそろ、戻らない？」
「ん〜、、、」
「もう少しいる？」
「あ、いや、そうじゃなくて」
「どうした？」
「えと、その、、、歩けない、かも？」
「ふはっ、何で疑問形なの。ん、乗れる？」
「うん、ごめんね、重いよね」
「全然、軽すぎて乗ってないみたい」
疲れが出てきて、歩いて帰れそうにない京もっちゃんを背中に乗せて部屋まで送り届けた。
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mumumu(プロフ) - 早く続きが読みたいです！ (2023年3月25日 1時) (
レス) id: 97ec73bb91 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 更新待ってます。 (2022年7月3日 11時) (レス) @page16 id: cf86f3d24a (このIDを非表示/違反報告)
タナカ - 更新嬉しすぎて泣きそうです！ありがとうございます！ (2021年10月25日 2時) (レス) @page16 id: cf86f3d24a (このIDを非表示/違反報告)
ayataka(プロフ) - 大好きなお話です。更新楽しみにしていたので嬉しいです！ (2021年10月12日 0時) (レス) id: 609b2b4b50 (このIDを非表示/違反報告)
popti0409(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです♪ (2021年10月11日 23時) (レス) @page16 id: 453bf0d3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：her | 作成日時：2020年10月15日 15時
