[t.o.p.4]短編集[実.況者][最.俺] (ページ5)

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俺はゲーム実況を生業として生きている。
もちろんその仲間もいる。

今日は、その仲間にこのことを話そうと思って集まってもらった。

「今日は大事な話があって...」

フジ「どうしたのぉー、顔が暗いよ、キヨちゃん？なんでも話せる仲しょ？」

こーすけ「そうだそうだ、！俺達何年一緒にいると思ってんだよ！」

ヒラ「うんうん、どしたの〜？」

こうして優しい笑顔で話しかけられるとこいつらとあと1年もいられないんだと実感して涙が出そうになる。

「…俺、病気だったんだよね」

その場にいた3人が座り直した。俺は続ける。

「なんかさー、奇病？だったみたいで、！
花咲病っつーんだけどさ、余命1年って言われちゃった、！」

わざとらしかったかなと思いつつも、俺は笑顔を作った。

こーすけ「え？おい、うそだろ?」

フジ「ドッキリかなんかだよね、、？」

ヒラ「またまたぁ〜、やめてよキヨお〜」

俺達は高校からの仲だ。これが嘘じゃないことなんて分かっている。ドッキリでもないことも。

だって、ほら、みんな目に涙を溜めている。

あの後俺達は涙が枯れるほど泣いた。
でもやっぱり気の合う奴らだ。4人の考えはぴったり一致した。
「なんだって全力で楽しむ」
俺も、くよくよしていられないと思った。
みんなから、、元気をもらった。
俺は、残りの人生をめいいっぱい生きた。