むあむあ。《cn×ar》

鈍感 ページ37

大貴side





大｢ふぅ…｣





朝起きてご飯作って、掃除も終えた



時刻は11:25




ちょっと休むかな…




ふと台所のカウンターに目がいった





大｢…あ｣





そこに置いてあったのは侑李のお弁当



やべ、渡すの忘れちった…




届ける…か？



でも俺侑李の会社行ったことないし



でもこのままだと…





大｢…行く、か…｣





スマホと財布と鍵とお弁当を持って家を出た




どの会社で働いてるかは把握済



スマホのナビで行ける




数十分後





大｢え…ここ？｣





目的地にあったのは



恐らく20階はあるであろう超高層ビル



…侑李、こんなところで働いてんの…？




やべぇ、俺いつも通りパーカーに上着羽織っただけの姿で来ちゃったよ



完全に場違い




とりあえず中に入り、受付であろうカウンターに向かった





大｢あの…｣

｢はい、どうしました？｣

大｢知念侑李、いますかね？忘れ物を届けに来たんですけど…｣

｢知念さんですか。いらっしゃると思いますよ｣

大｢あ、そうですか。どこにいるかわかります？｣

｢えーとですね…知念さんは13階のオフィスにいると思いますよ｣

大｢わかりました、ありがとうございます｣





｢来客｣と書かれた名札を首から提げ



エレベーターで13階まで向かった

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