むあむあ。《cn×ar》

＊ ページ39

大貴side






13階まで来た



突き当たりの部屋にいるらしいけど…





ｶﾞﾁｬ))





｢うぉっ、｣

大｢わ、すいません！｣

｢大丈夫ですよ。あ、お客さんですかね？誰に用かな？｣

大｢あ、知念侑李いますか？｣

｢知念くんね、いますよ｣





恐らく侑李の上司…なのかな？であろう人は



部屋の奥に向かって声をかけた





｢あ、ここじゃアレなんで、どうぞ｣

大｢あ、ありがとうございます｣





部屋に入るとこれまた広い空間



それに綺麗…




奥のデスクに侑李の姿をとらえ、呼んだ





大｢侑李！｣





俺に気づいた侑李は目を真ん丸くして



｢なんでいるの？どうしたの？｣って





大｢お弁当忘れてたから届けに来た｣

侑｢あぁ…ごめん、ありがと｣

大｢うん｣





俺の手から弁当を受け取った侑李は俺の手を引いて部屋の外に出た



そして何故かエレベーターに乗り、屋上まで連れてこられた




ガラス張りの柵に囲まれた屋上。緑もあるからすっごく気持ちがいい






侑｢ここなら誰も来ないから｣

大｢うん…なんでここに来たの？｣

侑｢大貴気づいてないの？周りの男の人、みんな大貴の事見てたんだから｣

大｢…へ？｣

侑｢大貴ほんとに可愛いんだから、もっと危ないって自覚持たなきゃ｣

大｢は…ぇ？｣





ムスッとした顔で説教してくるけど



俺からしたら理解不能




みんな俺を見てた？なんで？



普通に来客だからじゃなくて？






侑｢来客=注目浴びる。それ違うから｣

大｢うぇっ、なんで俺の思ってることわかったのさ！｣

侑｢声に出てる｣

大｢あ…｣←





にしても侑李、こんなに過保護だったっけ？



俺の知ってる侑李はこんなに過保護じゃないし、もっとドSで無愛想…だったはず




…人って変わるもんだねぇ←

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