むあむあ。《cn×ar》

＊ ページ23

大貴side






侑｢大貴に軽々しく触らないでくれる？｣





いつもの可愛い顔からは想像もできない声色で



視線は俺に見せたこともないほど冷たくて



長年の付き合いだった俺ですら背中がゾワっとした





涼｢いや、あなたには関係ないでしょ｣

侑｢関係しかないから。てか大貴はもうあなたのものじゃないんで｣

涼｢はい？｣





そう言うと侑李は俺の肩を引き寄せ





侑｢悪いけど、こいつ、僕のなんで｣





突然の発言に固まる俺




え…今の…って…？





涼｢え？｣

侑｢んじゃ。行くよ、大貴｣





落とした紙袋を拾い、俺の腕を引いて歩き始めた侑李



俺は抵抗できなかった。いや、しなかった



途中後ろを振り返りそうになったけど、怖くて振り向けなかった

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