隣にはいつも君 2

二人で ページ19

廉「みんなは？」




「下にいるよ、今日はみんなでリビングで寝るって。あ、寝ないのかな？」



廉「俺だけハブやん…」



ってちょっと拗ねた顔



「具合悪い人は仕方ない」



廉「もう治った」



「え？じゃあ下行く…？」



廉くんはうーんって考えて




廉「…やっぱ治ってない…」



と、ベッドにまた横になる






「じゃあ、ちゃんと寝てね」



布団の上からポンポンって叩いて立ち上がろうとしたら


その手をぐいっと引っ張られて




「あっ…！」



バランスを崩してベッドに倒れこんだ




「もうっ、なにすん…」



起き上がろうとしたら今度は体ごと


そのままベッドに引きずりこまれる






「ちょっ、れ、んくん…！？」





廉「行くなって…」






廉くんの胸にギュッと抱きしめられる









ドクドク聞こえる心臓の音。




私のなのか、廉くんのなのかわからないぐらい


近くて






廉「A…？」



名前を呼ばれても、動けない






今顔を上げたら、




絶対目の前に廉くんの顔だもん！






廉「なあ…」




「…な、に…？」







廉「このまま寝よ…」









.



.



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近すぎる距離→←ここに居て

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