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「だからさ、一緒に暮らそう」
「へ?」
「好きだよ、侑李」
知念が黒目がちのたれ目をまん丸にして驚く。
「りょ、すけ、、、それ本気?」
「本気。ずっと、俺の1番近くにいてほしい」
知念の目をまっすぐ見て答えれば、途端に瞳をうるうるさせ、わっと泣き出した。
「う〜りょうすけぇ」
「え、ちょっ待って!泣かないでっ」
滅多に泣かない知念に慌てて背中を優しく擦ると、顔を上げた知念の濡れた瞳と目が合う。
「りょうすけ、これからもよろしくお願いします」
知念てさ、泣くときも綺麗なんだよな。長いまつ毛の淵いっぱいに涙を貯めて、それがすっと頬を流れるの。
そんな知念が、顔をぐっしゃぐしゃにして泣いて、皺なんかも寄ってて、それでも不細工なんて1ミリも思わなくて、寧ろその泣き顔が愛しく愛しくて仕方なくて、俺は知念を一生大事にするって誓ったんだ。もちろん、ずっと前から決めてたけど。
「侑李、愛してるよ!」
そう言って思いっきり抱きしめたら腕の中でもぞもぞ動いて、きゅるんとした瞳で俺を見つけた知念が「ぼくも!」って幸せそうに笑うから、なんだか本当にたまらなくなって、俺は世界で1番愛しいひとをもう1度ぎゅっと抱きしめた。
これから先の朝をずっと君と__
【おしまい】
男の人がプロポーズを決める瞬間は、何気ないことがきかっけだったりする、なんちゃって!w
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作者名:ほっぺ | 作成日時:2020年7月28日 1時