実況者♂× 実況者♀＝

実況者♀※修正版 ページ5

最初からキヨさんのことをガン見したら(本当はしたい)引かれるかなって思ってドアが開いてキヨさんが声をかけてきたら挨拶しよう。


私は緊張してガチガチになりながらもそう考えた。


ガチャ、とドアを開ける音がした。


「…あ、どうも。初めましてーキヨでーす」


キヨさんは前屈み気味で挨拶してくれた。


やっぱり他の実況者さんとかファンの人達が言うように動画外ではすごい静かだし声も低い…


「初めまして!!ヒメです。今日はよろしくお願いします」


私はソファから立ち上がり軽く頭を下げた。


「あれですよね、前にTwitterで話したことありますよね」


「えっ、あ、そ、そうですねッ!!」


ッ!?覚えてくれてる!?


嬉しすぎる…!!


てか、嬉しすぎて声裏返っちゃったじゃん!!


恥ずかしい…けど、覚えてくれてるの本当に嬉しい……


私の誕生日の時とフォロワーさんが30万人超えた時にお祝いリプ送ってくれたキヨさん。


「あ、もしかして緊張してます?」


少しニヤついたような表情で言うキヨさん。


「はい!!勿論!!ガチガチですよ!w」


「そんな緊張しなくてもいいのにwww」


「いや無理です!!w

それに、私なんかのためにわざわざ日程変えてもらって申し訳ないです」


舞い上がって言うの忘れかけてたけど、日程変えてくれたことを本当に申し訳ないと思ってる。


「いやいや、気にしないで。俺毎日が夏休みみたいなもんだからw」


おぉ…生で聞けた。


「あれ、ヒメさんって仕事してましたっけ?」


キヨさんは少し首を傾げながら言う。


「はい!してますよ」


「あーそっかぁ…だから休みがどうのこうのって…」


少しの間ぽかーんとした表情のキヨさんは急にハッとした様な顔でこちらを見る。


「失礼かもだけど…今何歳!?」


……おぉう、歳の話か。


「今は22です。23になる年なんですけど」


「えっ!?若くない!?ごめんもうちょっと歳いってるかと思ってた!!!」


!?私そんな顔老けてる…??


眉を顰める私。


「いや老け顔とかじゃなくてね!?こう、なんて言うんだろ…雰囲気がさ!大人っぽいと言うか、落ち着いてるって感じ!?」


……エスパーかな。


「そんな必死にならなくても大丈夫ですよw」


見ててめっちゃ面白かったけどさ。


「逆に、キヨさんはおいくつですか?」


年齢公表してなかった気がするけど…


「俺?今25だよ」


「!?1つ歳上ぐらいだと思ってました!!」


「23も24も25もそんな変わんないべw」


25にしては元気だよね…

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