実況者♀ ページ18
「っ!?」
そう言った後にキヨさんは私の左耳を触ってきた。
びっくりして体が揺れる。
「あ、ごめん…!!」
パッと私の左耳から手を離すキヨさん。
「……これ、どーなってんの?」
わかってやっているのか、天然というか意識していないのか……わからない。
とりあえず落ち着いて…
「えっと、これはインダストリアルって言う場所なんだけど2つの穴で1つのピアスを通してるんだけど…わかるかな?」
見えやすいように髪を耳にかける。
「おぉ…わかるわかる、てかこれ痛くないの?」
「いや普通に痛かったよ?w上のほうは特にね。骨にあけてるわけだしwww」
今はこうやって笑って説明できてるけどあけた時は本当に痛かった。
叫びたかったけど迷惑になるから必死に声を押し殺してたなぁ…(白目)
「えぇ!?骨!?wなんかゾワゾワしてきたwww」
そう言ってキヨさんは両手で自身の体をさする。
「あ、そうだ。キヨさんあの写真いる?」
「え、普通にいい写真だから欲しいんだけど……LINE交換する、?」
お。
「…ぜひ!」
私はスマホを取り出す。
「ふるふるできる?」
「ん、おう」
そして横にスマホを振る。
「……あれ」
なかなかキヨさんのアカウントが表示されない。
キヨさんの方を向くと、
「なんか……卑 猥だね」
スマホを上下にゆっくり振っているキヨさんがニヤニヤしていた。
え、えぇ?
「…あ、えーと、縦じゃなくて横…じゃなかったっけ?」
卑 猥かどうかは置いといて…ねぇ?
「…っぶ、ごめんごめん!!w」
吹き出してそう言ったキヨさんはスマホを横に振る。
すると画面に表示されたアカウントは「ky」という名前にサッカーボールの写真がアイコンだった。
「これであってる?」
その画面をキヨさんに見せる。
「うん、それそれ」
追加ボタンを押して早速適当なスタンプを送信する。
そして名前を「ky」から「キヨさん」に変更した。
「おー…ん?」
隣にいるキヨさんから疑問の声が上がる。
「なんかあった?」
スマホを見つめたままのキヨさんを見る。
「いや、珍しい名前だなって。ひめみや?でいいのこれ」
「よく言われるwwwひめみやであってるよ」
「なんかすげぇな〜」
「そうかな?」
そんな話をしながら私は車のエンジンをつけお店の駐車場から出た。
キヨさんの家まで送ってくと言ったものの、コンビニで買いたいものがあると言われキヨさん最寄りのコンビニまで送ることになった。
245人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麻香(プロフ) - ぽる。さん» ワクワクだなんて…!!嬉しいですありがとうございます!!! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 7d969b234f (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - 読んでいてめちゃめちゃワクワクしました!続きも楽しみにしています…! (2018年12月29日 0時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
麻香(プロフ) - 琥珀さん» 嬉しみが深いですぅううぅ!!!!wありがとうございます、励みになりますマジで。 (2018年12月25日 23時) (レス) id: 7d969b234f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 麻香さん» 最新話、読みました。もうほんと次の話が楽しみなほど面白いです!これからも頑張ってください!! (2018年12月24日 22時) (レス) id: b752aa5bd2 (このIDを非表示/違反報告)
麻香(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます!!!お気に入りと高評価もありがとうございます!!!私もこの先の話考えるの楽しいです!!w楽しませられるように頑張ります(゚∀゚) (2018年12月24日 21時) (レス) id: 7d969b234f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:麻香 | 作成日時:2018年12月11日 0時