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「どう見積もってみても、妊娠２か月のはずなんです
私が瑠璃子様に会ったのは７月の末なんですけど、その時にはもう「妊娠３ヵ月」だとおっしゃってたので」
「そういえば昨日、瑠璃子さんに予定日を聞いたら、なんか急に怒り出しちゃって」
「やっぱり！
かなり怪しいですよ、この話は」
若葉は身を乗り出してくるけど、私は逆にがっくりと椅子に体をもたれかけた。
「だとしたら、お腹の子は誰の子なわけ？」
「わかりませんけど、渉様の子だという確率は下がると思われます」
だとしたら、安心するけど。
でも一体、何の為にこんなことをするんだろう。
若葉は夕方まで一緒にいてくれて、そのまま千賀くんが迎えに来て、仲睦まじく帰って行った。
「健永さんは別に、私が好きで結婚したわけではないですから」
とか言ってたけど、なかなかのラブラブぶりで、
微笑ましいと思いながらも、うらやましくもあった。
入れ替わりに帰ってきた彼は、少しだけ他人行儀に、
「ただいま
体調どう？」
と、遠慮がちに私の頬に触れた。
今夜の夕食も、私の好きなものだった。
ちょっと濃いめのミネストローネ。
いつもならお代わりしちゃうくらいなのに、今日は三口ほどしか食べられなかった。
「明日、休みを取ったから」
食器を片付けながら、彼はさらりとそんな報告をしてくる。
「明日？何で？」
「病院へ行った方がいいと思う」
「渉さんが？」
「…Aが」
「何で私？」
彼は片付けの手を止めて、じっと私を見つめては、
「その症状、鬱病だと思うけど」
悲痛そうな目をしてそう告げると、そのまま食器を持ってキッチンへ移動してしまった。
…待って。
私って鬱病なの！？
慌てて彼の後を追った。
「私、鬱病じゃないんだけど！」
「食欲はないし、元気はないし
何でもマイナス方向に捉えてるし、充分鬱病だと思う」
「何でそんなに詳しいわけ？」
「身近な人で、鬱病になる人が多かったから」
「身近な人？」
「会社の人とか、あと、うちの母親とか
まあ…、うちの母親は鬱病なんて可愛らしいものじゃなかったけど」
…そんな話を前に聞いたことがあったっけ。
だけど私は決して、自分が鬱病だなんて思えない。
なんだったら彼と結婚してすぐの頃、絶望で同じような状況になったことはあったけど。
ここまで酷くはなかった。
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りたわかめ(プロフ) - keitoさん» コメントも更新も遅くて申し訳ございません(T_T)一年も育休なんて、今の時代はありえないですよね。新しい慣習を作るという意味で一年もアリなんじゃないかと思いましてw (2021年1月3日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - keitoさん» コメントも更新も遅くて申し訳ございません(T_T)一年も育休なんて、今の時代はありえないですよね。新しい慣習を作るという意味で一年もアリなんじゃないかと思いましてw (2021年1月3日 22時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - ひろさん» コメントも更新も遅くて申し訳ございません。またのんびり更新していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年1月3日 22時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
keito(プロフ) - 待ってました！てか出遅れました。ふふ、実際にパパが１年育休取ったら、気まずくて逆に雰囲気悪くなりそうですね(￣ー￣)ﾆﾔﾘ (2020年9月8日 19時) (レス) id: 2c3e1bcaf4 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 待ってましたー！！！唇とマーマレード、すごく好きです(；A；)何回読んだことか！！また更新待ってます〜〜 (2020年9月7日 23時) (レス) id: 57f2f46317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りたわかめ
| 作成日時：2019年10月12日 23時
