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あんなに疲れてたはずの私達は、目が冴えてしまったのか、
異国のベッドの上で、いつものようにピロートークを始める。
「Aのご両親は知ってるの？このこと」
「知ってるよ
日本を発つ前に、一応連絡しておいた」
「何て言ってた？」
「連れ戻して来いって
もう会社のことは考えなくていいから、日本に戻ったら２人でこっちにおいでって」
会社を引退した両親は、今、母の実家のある新潟で第二の人生を始めたところだから。
もうあの部屋には住めないだろうし、本当はこれからのことを考えなくちゃいけないんだろうけど、
今は何も考えたくない。
気が済むまで、２人で放浪していたい。
「しばらく、この島にいない？」
まだ火照ってるその体に深く抱きつけば、彼は当然のように同じように抱き返してくれる。
「俺もその方がいいと思う
…てか、もっといいホテルに移った方がよくない？」
「ここじゃだめ？」
「いいけど…、
せっかく来たんだから、もっとAには快適に過ごして欲しいから」
「快適だよ、今」
「プールがあったり、海が見えるホテルの方が、Aは好きなんじゃないの？」
好きだよ。
好きだけど、なんか違うんだよね。
こんな風に隠れ家みたいなホテルにこもって、ずっとベッドの上で過ごす方が、
背徳感があって、私は好き。
「あんまりいいホテルに泊まっちゃうと、バレちゃうかもよ？」
そんな言い方でたしなめたら、彼はあっさり納得してくれたから、
今日から私達は、この鄙びたホテルのベッドの上で一日中過ごすことにする！
「そういえば、聞くの忘れてた」
不意に思い出した。
私はさっきから自分ばかり満足していて、彼の気持ちを聞くことをすっかり忘れてた。
「どうだった？」
曖昧にそうに聞けば、
「何が？」
意味がわからないのか、彼は私の顔を覗き込んでくる。
「今、幸せ？」
「幸せだけど…？」
「満足？」
「Aの言ってる意味がよく分からないんだけど」
「私との初めての夜はどうだった？
もしかして後悔してる？」
ちゃんとそう聞き直してあげたら、ようやく彼は納得したのか元の位置に戻って行った。
「…わかんない
幸せだし、満足だし
もうこのまま死んじゃっても悔いはないんじゃないかな、とも思うし
でもまだ、し足りないから死にたくないな、とか思ったりしてる」
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まいまい(プロフ) - 渉さん、無事で良かった〜2人には幸せでいて欲しいので、この展開は嬉しいです。子供出来てたらなお嬉しいなぁ…それにしても渉さん、どんどん成長しますね！ (2021年5月6日 14時) (
レス) id: d8ffbdef31 (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - Haruさん» まあまあ、焦るな焦るな。まだ妊娠とはわからんで。生理の有無を聞いただけですがな♪ (2019年9月29日 22時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - えぇぇぇええーーー？？ここへ来ての妊娠？！穏やかにニマニマ読んでたのに一気にそわそわしだしたやないかっ。 (2019年9月29日 22時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - ひとみKandHさん» 本当に！！ミラコでラブラブできるのかどうか(/ω＼*)横尾さんとディズニーシーは雰囲気的に合うと思うんですよね♪ (2019年9月19日 18時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみKandH(プロフ) - こんにちは！横尾さんとインパなんて(^^)待ち時間も絶対楽しいですよね！ミラコでのらぶらぶシーンも楽しみにしています！ (2019年9月7日 11時) (レス) id: d7aec2014e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りたわかめ
| 作成日時：2019年7月31日 0時
