いやいや！私のタイプは年上ですけど？【hs】

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バイトメンバーと飲む時は安くて騒げる近くの居酒屋に行くけど、今日はホソクが泣いてもクダを巻いてもいいように個室がある居酒屋をスマホで検索するできる先輩な私。


もちろんそんな理由でいつもと違う居酒屋へ行きたいとは言わず「ホソクと久しぶりに2人で行くから違う雰囲気のとこ行ってみたいな」って言っといた。

あたしの半分は優しさでできてるな…バファリンを超える日は近い…！

うーん、それにしても結構個室がある居酒屋ってあるんだなぁ…。



「ねぇホソクどこがいいと思う？」


なんてスマホをスワイプしながら聞くと



「ここなんてどう？ヌナ好きそう」




って耳元で声がしてバッと横を見るとほっぺがくっついちゃうぐらいの距離で私が持ってるスマホをのぞき込むホソク。


ちっっか！


驚いて反応できず固まっているとこちらの様子に気づいて


「Aヌナ？」



なーんて首をかしげてる。いやいや距離感バグってないか？


こっちを訝しげな表情でのぞき込みだしたホソクの顔から慌てて距離をとり「んじゃ、ここにしよっか」なんてろくに確認もせずゴーサインを出しスタッフルームの椅子から立ち上がる。



「いっぱい飲むぞ〜！ヌナ覚悟しといてよ！」


なんてニコニコしながらホソクも立ち上がる。
いそいそ帰る準備を始めるホソク。だんだんと機嫌が良くなって実際には見えない尻尾をブンブンと振ってるみたい。

そうそうやっぱりホソクはこうじゃなくちゃ！



「早く〜！」なんて私を呼んでるかわいい後輩の元へかけよる。間近で見た横顔にドキッとしたのは気のせいにして。

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