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「へ?!何の話?」
キョトンとした表情のヌナ。
知らんぷりしたって俺は見てたんだからね…!
「さっきユンギヒョンとしてたじゃんキス」
思わず責めるような口調で言ってしまう。
「私とユンギがキスしてたって?!いや、ナイナイ」
全然認めようともしないヌナに段々とイライラが募っていく。思わず、
「だって、こうやって手首をにぎって」
「ちょっとしゃがんで」
「目線をあわせて」
「顔を近づけて」
「キス以外何するっていうの」
なんてさっき目撃した状況を再現すれば、みるみる顔を赤くして心なしか目までうるうるしているヌナ。
「ほら、そんな風にに顔赤くしちゃってさ」
「いやこれはホソクの顔が近いからで…」
「……あれっ?……何かこの光景……どこかで見たような……」
赤い顔で目をうるませ俺を見つめるヌナを?
ん?もっと近くで見た気もするような?
ヌナのぷるぷるな唇にぐーっと視線がフォーカスして、もう少しで何かが思い出せそう…そんな時
「あっ!思い出した!!ホソクが勘違いしてるのはユンギが目のゴミ取ってくれたやつじゃないかな?」
急に大きな声で話し出したヌナ。
「へっ?」
「あー、そうだったそうだった!これから授業なんだよナ〜ちょっと間に合わなくなりそうだからヌナもう行くネ!」
「ちょっとヌナ……!」
「バイバイホソク!またバイトでねー!」
俺の手を振り払ってすごいスピードで走り出すヌナ。
もう少しで思い出せそうな何かは頭の隅に追いやられ、衝動的にキスシーン再現してしまった罪悪感で俺は頭を抱えるのであった。
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Tea(プロフ) - ももち@オタクさん» コメントありがとうございます🥰まさか私宛にコメントが来ているとか気づかずお返事遅くなりすみませんでした💦キュンキュンして頂けたなんてとても嬉しいです♥生まれて初めて書いている小説ですが楽しんでもらえたら嬉しいです✨ (2022年9月8日 7時) (レス) id: 00419d212f (このIDを非表示/違反報告)
ももち@オタク - ホソクさんが可愛すぎます!!!ホビペンには堪らないお話ですね!とてもキュンキュンです!!これからも主様のペースで頑張ってください!!応援しております! (2022年7月29日 23時) (レス) @page24 id: 3306846233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tea | 作成日時:2022年5月18日 0時