ずっといっしょに (ページ38)

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【A】

翔ちゃんが起きたらお昼とルームツアーしようってことになって、それまでリーダーは荷物の片付け、松潤とニノはご飯の準備、俺は翔ちゃんの傍で様子を見ながら洗濯を畳むことにした

S「ん、やっ…ごめんなさっ……！」

「翔ちゃん、翔ちゃん」

S「んんっ、ちがっ、」

「翔ちゃんまさだよ
大丈夫だからね」

虐待の夢を見るのか、起きたときに俺らのことを家族だと錯覚するのかは分からないけど、寝起きはいつもこんな感じだってリーダー言ってたんだよね

生活の変化もあるし、しばらくは落ち着けないかもしれない。

ぎゅーって抱きしめながら背中を優しくさすってあげると今度は声を押し殺して泣き出してしまった

「唇噛んだら痛くなっちゃうよ
大丈夫、だいじょうぶ、」

S「いらなっ、おれ、ごめんっ」

「ううん？翔ちゃんは必要。
要らなくないよ」

気づいたみんなも傍に来てくれて心配そうに見つめる

しばらく抱きしめていると落ち着いてきて、家の中に少し興味も出てきた

S「さと、…ね？」

O「うん。そうだね
ここがみんなのお家」

J「翔くんお腹空いてない？
お部屋の中先に見る？」

リーダーに抱っこされた翔ちゃんは不安気に家の中を見回している
O「ん？なに？」

S「……い？」

O「うん
お家の中見ようね
翔君のお部屋もあるよ」