検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:90,661 hit

安室透という男 ページ3






「あの、私折りたたみあるんですけど」



「折りたたみじゃ濡れます。一緒に帰りましょ」



いや、濡れない為に折りたたみ持ってきてるんだし


と言おうとしたがこの人に何言っても無駄なのはよくわかってるのでもう何も言わない



私は小さく溜息をつき歩き出す


もちろん、男はその後をついてくる


ついてくるどころか隣を歩く



「手、繋いでもいいですか?」


「いいわけないでしょ。調子に乗らないで」



わかりました。と笑顔でいう男











安室透



それがこの男の名前



あの名探偵、毛利小五郎の事務所の下にある喫茶店ポアロ。そこの店員でJKの間ではイケメン店員として結構有名な人





「はぁ…」


「どうしたんですか?何かありました?」



私の小さい小さく溜息も聞き逃さずに尋ねてくる


この人の観察力は本当にすごい



ずっと見てるんじゃないかっていうくらい私の行動を把握してる




「こんな溜息をつかせてんの誰なのよ」


「なにかされたんですか?」



わかってるくせにわからないフリをしてる


そういう所が腹立つ



「もういいよ。家着くからここで。さよなら」


「はい。さよなら。また明日お迎え行きますね」


「来なくていいから!」



笑顔で手を振る男に私は叫んだ

出会い→←彼氏?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (211 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
748人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年5月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。