新しい友達 ページ12
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穂波ちゃんに私達の関係がバレてしまってから何日か経ったある日。
「今日は幼馴染のみんなでお弁当食べるんだけど、Aちゃんも一緒にどう？」
「え……私が入ってもいいの？」
「もちろん！一歌ちゃんも咲希ちゃんもきっと喜ぶと思うし、志歩ちゃんもAちゃんのこと気になるって言ってたよ」
「そうなんだ……じゃあお邪魔しようかな」
「うん！……じゃあ、一緒に中庭行こう？」
こうして、レオニードのみんなと一緒にお弁当を食べることになったのだが──
「えっと……日野森さんと話すの久しぶりだね！」
「……そりゃ、クラス違うしね。」
日野森さんとなかなか話が弾まない……！
「しほちゃーん！もっとフレンドリーにしなよー！」
「……でも、そこまで仲良くなってないし……」
改めてそう言われるときつい……。
そう思ったけど、どうにか笑顔を作るように努める。
「もー、しほちゃんってば人見知りなんだから！Aちゃんごめんね？」
「ううん、私もそういうタイプだから日野森さんの気持ちわかるよ。だから大丈夫」
「…あの…」
「ん？」
「私のことも、みんなと同じく名前で呼んで欲しい……。」
日野森さんの言葉で、この場にいるみんながフリーズする。
私もそんな風に言われるなんて思っていなかったから、言葉を発するのに数秒の時間を要した。
「いいの……？じゃあ、志歩ちゃんで、いいかな？」
「う、うん……A……」
少し照れながら私の名前を呼んでくれる志歩ちゃんが可愛くて、クスッと笑ってしまった。
そんな志歩ちゃんを見た咲希ちゃんと穂波ちゃんが、すぐさまからかい始める。
「しほちゃんったらすごく嬉しそうな顔して〜！」
「ふふ……志歩ちゃん、本当はAちゃんと仲良くなりたがってたんだよね？」
「ちょっ、余計なこと言わないでよ……！」
こうして、私達の間に和やかな空間へと変わった。
……あれ？そういえば……と、私が思い返した時だった。
「え……？」
「あ、いっちゃんやっと喋った」
咲希ちゃんの一言でやっと気付いた、今日一言も言葉を発していない一歌がここにいることに。
いっつも私を見るなり照れたりするのに、なぜ今日は挨拶すらせず幽霊のごとく存在を消しているのだろうか。
「そういえば一歌、さっきからなんでAのこと見ないようにしてるの？」
あれ？そういえば──
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やに(プロフ) - 天霧さん» コメントありがとうございます！最近忙しくて更新できてなかったのですが頑張ります！ (2022年1月19日 18時) (
レス) id: ef528e0a32 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！頑張ってください応援してます！ (2022年1月15日 13時) (レス) id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
やに(プロフ) - あきいろさん» ありがとうございます！一歌めちゃくちゃ好きで書いてるので嬉しいです……！！ (2021年10月17日 12時) (レス) id: cc14c05e3a (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - 主さんのいっちゃん、とってもかわいくて大好きです！！ 応援してます！ (2021年10月16日 22時) (レス) id: 0956892be9 (このIDを非表示/違反報告)
やに(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます♪ 前の作品まで見てくださってありがとうございます……(泣) 今回は更新停滞しないように頑張ります！めちゃくちゃ嬉しいです〜 (2021年10月13日 21時) (レス) @page7 id: f3260d0fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やに | 作成日時：2021年10月7日 18時
