【呪術廻戦】特別な眼を持った女の子のお話＊③【五条悟】 (ページ17)

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＊１１５.高級タワーマンションページ17

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結論から言うと勝負下着は購入した。
いや、購入させられたと言った方が正しい。

今の彼には恥ずかしいという感情はないのだろうか。
色とりどりの下着がズラリと並んでいるお店に、迷う事なくズカズカと入っていった。

しかも私のサイズをしっかりと把握していたことについては後で問い詰めたいと思っている。

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他にも日用品や食器を何枚か購入して、ビルを出た。
五条君とタクシーに乗り住居に向けて走り出した。

そういえばどんな家に住んでいるんだろう。
五条家のように和風なのかもしれない。

いや、もしかしたら反対に現代風な感じかも…
元々おぼっちゃまだし、お金の使い方も庶民の私と違って豪快だ。と、いうことはすっごいお城みたいな住居かもしれない。

窓の外の風景を見ながら色々と妄想していると、タクシーが止まった。お金を払い降りると、すぐ目の前に大きなビルが聳え立っていた。最上階まで見上げようとしたが、首が痛くなり早々に諦めた。

付近にはライトアップされた木が規則正しく並んでいる。日はとっくに沈んでいるが、隅々まで手入れされているのが薄暗くても十分に分かった。

五「じゃーん！ここが今日からAと僕が住む、愛の巣だよ！」

「随分と高さのあるビルだね。1番上は何階なの？」

五「50階、ちなみにそこに住んでるよ」

「えっ！？ほ、本当に？」

五「マジマジ！最上階って日差しがよく当たるから夏は特に暑いって言うけど、ここのタワーマンションは空調がしっかりしてるから暑がりのAにもピッタリだよ」

五条君が慣れた動きで自動ドアを潜った。
慌てて背中を追いかけるとエントラスも広く、とてもお洒落な内装だった。グランドピアノが置いてあったり、天井からはキラッキラに光り輝くシャンデリアがぶら下がっている。

建物の中なのに噴水もある、変わった形だ。分かる人が見たらきっとアートだと感じるのかもしれない。

田舎もん丸出しでキョロキョロしていると、
五条君は面白そうにクスクスと笑い手招きした。

ポケットからカードキーを取り出すと、ピッとかざした。するとしっかりと閉じていたガラス張りのドアがスッと開いた。

五「ここのオートロックはカードキーで開くんだ。ちなみに部屋もこれ使うから。絶対に無くさないようにね」

「うわぁ……これが"はいてく"ってやつだね」