＊４４.懐玉�� ページ46
・
「でも…」
五「じゃあ今度は俺がAの肩、借りるわ」
五条君が私の左肩に頭を乗せた。
が、無下限を切っていないので
頭と肩の間に隙間が出来ている。
理子ちゃんを天元様の元へ届けるまで
どうやら術式を解かないつもりらしい。
いくら最強と言われている五条君でも
睡眠を取らず、常に術式を使用していたら
体の負担は想像よりも大きいはずだ。
…大丈夫かな。
思わず自分の両手をぎゅっと握ると
五条君が耳元で「ばーか」と囁いた。
五「心配しすぎ」
「だって…」
五「俺はそんなに柔じゃねーよ」
「…うん、知ってるけど」
首を動かすとすぐ近くで五条君と目があった。
普段、上から見下ろされる事が多いので
いつもと違う角度から見る五条君は新鮮だった。
…かっこいいな。
機内がシーンとしているからか
自分の心臓の音がやけに大きく感じる。
五条君に聞こえてるかもしれない。
バレないように小さく深呼吸する。
落ち着こうとすればするほど、
ドキドキと心臓のリズムが早まっている気がする。
こういう時は違う事を考えよう。
沖縄って何が有名だっけ？
目を瞑り中学生の時に習った
地理の授業を思い出す。
…………ゴーヤチャンプル、アグー豚、
ソーキそば、海ぶどう、紅芋タルト…
ダメだ、食べ物しか浮かばない。
ぐぅぅぅ、と私のお腹が音が鳴らした。
…やばい、聞かれちゃったかな。
そっと目線を動かすとバッチリ目があった。
ニヤリと笑うと無言でお腹を指さされたので
ムッとして五条君の腕を払った。
「あっ…」
五「もう朝か」
窓の外を見ると朝日がのぼりはじめた。
オレンジ色の光が夜空を少しづつ隠していく。
凄く綺麗だ。心が浄化されている気がした。
思わず朝日に見惚れていると顔を覗き込まれた。
青い瞳に橙色の光が反射し
いつもよりもキラキラと輝いていて
吸い込まれそうだった。
朝日に負けないくらい綺麗だ。
目を逸らす事ができない。
瞬きを忘れて見つめていると
五条君がゆっくりと近づいたきた。
キスされる…！
避けようとしたが五条君の方が早く、
触れるだけのキスをすると
すぐに私に背を向け、窓の外を見始めた。
本当に一瞬の出来事だったので
五条君が無下限を切った事も分からなかった。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - わわわさん» 確認したら�△鉢�はお話なのに�，世韻�話しになってました。訂正させていただきます。コメントありがとうございます(^ ^) (2022年1月14日 22時) (
レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ - あのあのあの、、、小説とってもすばらしいんですがすこし気になって、、、多分題名の お話し って所、しの送り仮名がいらなくて お話 だと思います、、！思い違いでしたらすみませんんんんんんｎ (2022年1月14日 22時) (レス) @page1 id: ba7673d727 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - 花見小路さん» はい、決まってます。夏油傑君は悲しいですが原作と同じ道筋をたどります… (2021年8月16日 16時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
花見小路(プロフ) - 基本、原作に忠実との事ですが、夏油傑はどうなるか決まっているのですか？ (2021年8月16日 8時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - マロンさん» 夢ツク以外にも夢小説を書いてますが、ずっとsaidって使ってました(小声)わー、長年の間違いを教えてくれてありがとうございますm(._.)m 速攻で直しました。 (2021年6月12日 19時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2021年5月30日 22時
