＊２３.花柄のワンピース ページ25
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五「この店で甘くない和菓子ってないの？」
店員「そうですね〜…甘くない和菓子は
こちらのお煎餅ですかね。
あと、塩クッキーも甘さは控えめですよ」
五「じゃあその２つをくれ」
店員さんは笑顔で五条君の分も包んだ。
お会計をそれぞれ済ませ、店の外に出た。
「甘くないお菓子を買うなんて珍しいね」
五「これは借りを返すために買っただけだ」
「借り？よく分からないけど、そうなんだ」
私は「はいコレ、受け取って」といい、
購入した紙袋を五条君に手渡した。
「今日のお礼。私1人じゃココに辿りつけなかったから。付き合ってくれてありがとう」
五「それ俺のために買ったの？」
五条君は目を見開き驚いていたが
「さんきゅ」と言うと、嬉しそうに目を細めた。
五「あと行きたい場所は？」
「ううん、もうないよ」
五「じゃあ、適当にぶらつこうぜ」
ほら、と言いながら五条君は片手を出した。
「もう人混み慣れたから大丈夫だよ」
五「嫌なら繋がなくていいけど」
「…その聞き方、ずるいと思う」
私はゆっくりと腕を動かし、五条君の手に触れた。
五条君は満足したようにニヤリと笑うと
ギュッと力強く握り、歩き出した。
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夕方、部屋に帰宅した私は
購入した紙袋をテーブルに置くと、
倒れるようにベットに横になった。
腕を天井に伸ばし、手のひらを見つめる。
和菓子屋さんで買い物を済ませたあと、
文字通り、ブラブラと渋谷を徘徊した。
途中、クレープ屋さんでクレープ食べたり
ゲームセンターでUFOキャッチャーを楽しんだり…
中々…いや、とても有意義な１日だった。
起き上がり、紙袋から新品の洋服を取り出すと
さっそく袖を通すと鏡の前に立った。
白地にピンク色の花柄が控えめに刺繍しており、
シンプルだけど可愛いワンピースになっている。
「…五条君にオススメされて買ったけど
やっぱり私には可愛すぎる気がする」
そっとワンピースを脱ぎハンガーにかけ、
クローゼットに大切にしまった。
この服は普段着としてではなく、
何か特別な時に着ることにしようと思った。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - わわわさん» 確認したら�△鉢�はお話なのに�，世韻�話しになってました。訂正させていただきます。コメントありがとうございます(^ ^) (2022年1月14日 22時) (
レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ - あのあのあの、、、小説とってもすばらしいんですがすこし気になって、、、多分題名の お話し って所、しの送り仮名がいらなくて お話 だと思います、、！思い違いでしたらすみませんんんんんんｎ (2022年1月14日 22時) (レス) @page1 id: ba7673d727 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - 花見小路さん» はい、決まってます。夏油傑君は悲しいですが原作と同じ道筋をたどります… (2021年8月16日 16時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
花見小路(プロフ) - 基本、原作に忠実との事ですが、夏油傑はどうなるか決まっているのですか？ (2021年8月16日 8時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - マロンさん» 夢ツク以外にも夢小説を書いてますが、ずっとsaidって使ってました(小声)わー、長年の間違いを教えてくれてありがとうございますm(._.)m 速攻で直しました。 (2021年6月12日 19時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2021年5月30日 22時
