＊２１ 合流 ページ23
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予知したのは渋谷駅、東改札口の近くだった。
そこに移動すると、携帯片手に
ウロウロとしている五条君がいた。
彼はいつもの制服を着てるし、真っ白な髪の毛が目立つし、おまけに背が高いから遠くからでもすぐに見つけられた。
ちょっと驚かそうと悪戯心にふと火がつき、
気配を消して彼の背中に手を伸ばしたが
サッと横に避けられた。
「やっぱりバレてた？」
五「俺を驚かせようなんて1000年早い」
五条君はニッと口角をあげると私を上から下まで見た。
そして少しだけ屈むと真顔で私の顔をじっと見つめた。
「な、なあに？」
五「目がなんかいつもと違う。髪型も違うけど」
「…あ、えっと…マスカラしてるから
いつもより気持ち長いかも？」
五「マスカラって何？」
「まつ毛を長くしたり束間を出したりするメイク道具だよ。まつ毛がしっかりしてる五条君には必要ないね」
五「男がマスカラしてたらキモいだろ」
「今は男の人でもお化粧する時代だよ」
五「で、目的地は？」
「あ、えっとねここなんだけど…」
携帯を五条君に見せた。昨日検索して見つけた、
渋谷で有名な和菓子専門のお店だ。
五「駅から歩いて１５分ならすぐだな。行くぞ」
「あ！待って！」
五条君は私の携帯を片手に持ち、人混みをうまく避けながらスタスタと歩いた。
私も慌てて後ろについていくが、人混みを避けるのが精一杯でなかなか前に進めない。
その様子に気がついた五条君が私の右手を掴み、歩き出した。
五「遅い」
「ごめん…人混み、慣れてなくて」
五「こんな時こそ、眼使えよ」
「人を避けるだけに眼を使ってたら
すぐに疲れちゃうよ？」
五「知らね」
言い方はぶっきらぼうだったが
歩くスピードは私に合わせて歩いてくれた。
そういえば、小さい頃、こうして手を繋いで
歩いたことがあった気がする。
なんだっけ…思い出せないや。
でもあの時よりも手が大きくなっているし、
指も細くて長いけど、ちゃんと男の人の手だった。
そんな事を考えているのが恥ずかしくなり、
誤魔化すように繋いでいる手に力を込めると
五条君もギュッと握り返してくれた。
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不思議の国のきゃさりん(プロフ) - わわわさん» 確認したら�△鉢�はお話なのに�，世韻�話しになってました。訂正させていただきます。コメントありがとうございます(^ ^) (2022年1月14日 22時) (
レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ - あのあのあの、、、小説とってもすばらしいんですがすこし気になって、、、多分題名の お話し って所、しの送り仮名がいらなくて お話 だと思います、、！思い違いでしたらすみませんんんんんんｎ (2022年1月14日 22時) (レス) @page1 id: ba7673d727 (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - 花見小路さん» はい、決まってます。夏油傑君は悲しいですが原作と同じ道筋をたどります… (2021年8月16日 16時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
花見小路(プロフ) - 基本、原作に忠実との事ですが、夏油傑はどうなるか決まっているのですか？ (2021年8月16日 8時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国のきゃさりん(プロフ) - マロンさん» 夢ツク以外にも夢小説を書いてますが、ずっとsaidって使ってました(小声)わー、長年の間違いを教えてくれてありがとうございますm(._.)m 速攻で直しました。 (2021年6月12日 19時) (レス) id: 1df5d1cca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国のきゃさりん | 作者ホームページ：http://ttttt
作成日時：2021年5月30日 22時
