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あれから1度退院して、1週間が経った。
母「A！！！」
それは15時。わたしが昼寝をしていた時。
『どうしたの？え、外れた？』
母「東京全ステ当たった！！」
『えっ！？嘘でしょ！？！？』
キセキみたいだった。
このまま、バクステも当たってよ。
強く強く願った。
涼太くんの隣に立ちたいの。
それが叶えば、もう私死んでもいいから。
でも、そんな願っちゃダメだよね。
落選した人たちだってたくさんいる。
GENEに会いたくても会えなかった人たちは
数え切れないほどいる。
でもわたしは全ステ参戦できるんだ。
それだけで十分幸せだ。
3回も、大好きな彼がパフォーマンスしてるところを見れるんだ。
これ以上の幸せなんて、ない。
その時はそう考えていた。
それ以上の幸せを求めてしまうと、
なんだか怖くてたまらなかったから。
・
続く
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作者名：ひめたむ | 作成日時：2018年10月8日 1時
