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わたしは昔から心臓が弱かった。
でもね、まさか
ほかの同い年の子たちより早く先に"死ぬ"なんて
思ってもみなかった。
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______ 高校1年生、4月。
高校に入学してすぐ、発作を起こしてしまい、
1週間ほど入院することになった。
発作を起こすのはよくあることだ。
点滴を打って2.3日様子を見たり、日帰りだったり。
だから1週間も入院するだなんて、わたしはすごく心配になった。
"病気...なんてなったりしてないよね？"
でもそのまさかだった。
医者「とても言い難いのですが...Aさんはあと1年しか生きられません...。」
"あと1年しか生きられない"
わたしはすぐそんな現実、受け止めることが出来なかった。
わたし、死ぬの？
あと1年で？？
まだまだやり残してることがたくさんある。
なんせ、高校生になったばっかりだ。
それにそれに....
GENEのLIVEだって行きたりてない......！
冷静になれなかった。
心臓の弱い自分を酷く恨んだ。
なんで...？
なんでわたしが病気に.........！
その夜、わたしは病室で泣き続けた。
まだ、死にたくないの。
大好きな彼...涼太くんの隣に立つまでは....。
そうだ、ツアーの日程......。
GENEは12月のアリーナツアーファイナルにて、
初単独ドームツアーを開催すると発表していた。
いつ発表されるの...？
わたし、こんな身体でいけるの.....？
不安がよぎった。
"もう涼太くんに会えなかったら..."
そう思うと怖くて怖くて、寝れなかった。
"涼太くんの隣に立ちたい"
それが叶うならわたし、もうどうなってもいいからお願い....。
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作者名：ひめたむ | 作成日時：2018年10月8日 1時
