詰め合わせヒーローズ！ (ページ11)

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▽上鳴電気と派閥△▲ ページ11

＿＿＿普通科１年のAちゃん。

そんなもうすっかり聞き慣れた単語に

今日も俺と、爆豪と、瀬呂は耳を傾けているのであった。

「上鳴、いっそのこと告っちゃえば？」

ふざけているのか、笑っている瀬呂。

「どうせ断られんだろ」

興味ないふりして実は聞いている爆豪。

「なぁあ！真面目に聞いてんだよ！」

話を聞いてもらおうと必死の上鳴。

俺、なんでこんなのに巻き込まれてんだろ。

「切島は真面目に考えてくれるよな？な！」

２人にすっかり呆れたのか、

俺に助けを求めてくる。

「ま、まぁ、Aちゃん結構可愛いよな！」

当たり障りのないことを言ったつもりだったんだが･････

「『結構』じゃない！すげぇかわいいの！！」

なんだコイツ、めんどくせえ。

顔に出てしまったのか、
あからさまに嫌な顔をする上鳴。

長い沈黙、

飽きたのか、スマホをいじり始めた爆豪。
目が合った瀬呂はハハ、と苦笑い。

ハァ、と周りにも聞こえるくらいの大きなため息。

声の主は、他でもない。上鳴だ。

「俺ってさぁ、」

さっきとは打って変わって
開き直ったかのような声。

「俺って、結構モテるじゃん？」

殴っていいかな。

一瞬でも『元に戻ってよかった』とか思った俺を
誰か殴ってほしい。

「周りの女の子ってさ、全員俺のこと好きになるじゃん？」

「なのにさぁ！Aちゃんと来たら！！」

「どうして本命だけ見向きもしてくれねえんだろうな！！」

本人はいたって真面目なのだろう。

でもさ、

すっげぇ面白い。

「おいお前らー！」

瀬呂と顔を合せて笑いあう。

相変わらず上鳴はキレているけど。

そんな様子を見て、スマホから顔を上げる爆豪。

ハッ、そんな効果音と共に、
上鳴を鼻で笑った。

「「あ、」」

瀬呂たちと声が重なる。

「やだイケメン･････」

上鳴がぼそっと呟く。

「俺惚れそうだわ、」

Aちゃんのことを考え過ぎて
頭がショートしたのか、

気持ち悪さが無限大なことをしれっと呟く上鳴。

おい。

新たな試みとして、

「複数キャラ」「夢･ｷﾞｬｸﾞの併用」

にチャレンジしてみました。
かなりグダグダでしたが楽しかったです！(小並感)

最後のはB Lではないのであしからず。
ああゆう高校生ええやん！