ver.上鳴電気 ページ5
チャラいから、普段は自分からしてそう。
...流石にされたことはないよね？
＿＿＿＿
お昼休み、購買でパンを買った私は廊下をずっと歩いて
人の気配が全くしない教室の扉を開いた。
言わずもがな空き教室だ。
三年生ですらめったに来ない、いわば穴場だ。
１週間探しまわって、ようやくみつけたお気に入りの場所。
広い教室を自分１人で使えるだなんて、なんて贅沢だろう。
ひとりっきりの静かな空間に、
いただきます、という小さな声が響く。
パンをほおばろうとした時、ドアのあく音がした。
驚いた顔をした後、悩むこともなく私の目の前まで来た。
そしてひとこと。
「Aー、どうやったらモテると思うー」
そう言って私の前の机に項垂れる金髪。
何時ものチャラさからは想像できなくらい落ち込んでいるのは目に見えた。
「どうした、今度は誰にフラれたの？」
「なっ！人聞き悪いこと言うなよな！
ただー、ちょっと...ご飯断られただけ...だし」
どんどん声が小さくなっていく。
「だぁー！！！そんなことはいいから！
女子って、どういうことされたらトキメクの？教えてくんね？」
明日の昼飯奢るから、
そんな甘い言葉に私は釣られてしまうのだった。
「うーん...」
中々いいアイディアが浮かんでこない。
上鳴は気がつけば席を立っていて、その辺りを歩き回っている。
「やっぱり、少女マンガ真似るのが手っとり早いんじゃない？
例えばー、壁ドンとかっ！！！！」
パンの袋を机に置いて、席を立つ。
壁に寄り掛かった上鳴の顔の横に手をつく。
「ほら、ドキッとしたでしょ？」
みるみるうちに顔が真っ赤になっていく上鳴。
「...お、おう」
それからすっかり黙ってしまう。
思いもよらなかった反応に、こっちまで恥ずかしくなってきた。
それからお互い何もしゃべらないまま、
どのくらいたっただろう。
静まり返った空気とは対象的な、軽快なチャイムの音がながれてきた。
「...授業、戻らないとなっ！」
ここは1-Aの教室から離れているから、 予鈴が鳴ったらすぐに移動しないと授業に遅れてしまう。もう教室を出ようとしている上鳴を呼びとめる。
「たまになら、
＿＿＿＿放課後、付き合ってあげる」
なんて自分らしくないな。
＿＿＿＿
実験結果。
以外にピュアだった。
楽しくてつい長くなってしまった。反省。
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サラノ(プロフ) - リクエストで【心中しようと言ってみた】と【可愛いって言いながら頭撫でてみた】と【屋上に呼び出してさよなら、バイバイ、また来世でねって言って飛び降りようとしてみた】をお願いします！ (2017年5月4日 14時) (
レス) id: 282ddd924f (このIDを非表示/違反報告)
サラノ(プロフ) - 了解しました！(｡ゝω･)ゞ (2016年12月28日 3時) (レス) id: 79641d3646 (このIDを非表示/違反報告)
サラノ(プロフ) - リクエストでキャラは緑谷、爆豪、轟、切島、上鳴でキスしてみたと壁ドンしてみたでお願いしますm(_ _)m (2016年12月27日 21時) (レス) id: 79641d3646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃらめるみるく | 作成日時：2016年12月27日 17時
