【A3!】光の指す方へ第４幕 (ページ4)

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△１０８「今になって」ページ4

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自分は女だという自覚が出てきてからか、最近は記憶を失っていない。

ということは、私は無意識状態から抜け出せた？

そう思っていた頃だった。

あの事件が起きたのは、、、

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いづみ「第１回 A 会議を始めます。」

左京「最近のAとの、何かエピソードはあるか？」

幸「オレある。」

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￤幸 side￤

「ねぇ………」

袖を捕まれ、振り向くとそこにはAの姿があった。

「なに？」

そう聞くと、彼女は泣きそうな顔でこういう。

A「あっえっと、あの、幸ちゃん………今日は幸ちゃんの部屋で寝てもいい？」

よくわかんなかったけど、断る理由もないし、ポンコツ役者にはAの部屋で寝てもらえばいっか。

そう思って、素直にうなづいた。

天馬「は！？なんで俺様が！！」

「１日くらい、いいでしょ。A、入ってきたら？」

何気なくそう聞くと、Aの表情がさっきまでと変わっていた。

A「ゆ、幸ちゃんって、付き合ってるの……？」

付き合ってる？誰が？オレが？誰と？ポンコツ役者と？

は？訳わかんない。

「んなわけないじゃん。それ、どういう意味？」

ポンコツ役者もオレと同じように、混乱しているようだ。

「え、だって、天馬くんって男の人………」

なんか理解した。

それってもしかして………

「オレも男なんだけど？」

今さらなんで？意味わかんない。

Aの顔は強ばる一方だった。

「あっ、そっか、えっと………ごめんなさい。今日はもういいです！あ、ありがとうございました！！」

そう言って走っていく。

「なんなの。アイツ。」

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