【A3!】光の指す方へ第４幕 (ページ23)

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▲Muku’s birthday 2017.8.30 3/3 ページ23

▲Muku’s birthday 2017.8.30 3/3

￤椋 side￤

帰りはいつもと違う幸くんと、迎えに来てくれた天馬くんの車に乗せてもらった。

それにしても、どんな設定なんだろう………

天馬｢着きましたよ。｣

幸｢それでは、扉を開きますね。｣

そう言って、扉を開けたその先に待っていたのは………

『おめでとうございます！椋王子！』

椋………王子………？

一成｢ささっ、王子はこちらへ｣

幸｢こちらの衣装に着替えて下さい。｣

すごい………夢みたいだ………

僕………

いづみ｢素敵ですよ、椋王子♪｣

みんなもいつの間にかメイドや執事、それに料理人のような服を着て、本当にこんな僕なんかが王子様のように感じる………

至｢それでは、最後にもうひとつ。｣

もうひとつって、まだあるの……？

至｢……どうぞこちらへ｣

え………これって………

A｢椋王子、お誕生日おめでとうございます♪｣

おとぎ話の世界に出てくるような、キレイなドレスに身を包んだAさんは本当にまるでお姫様のようだった。

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椋｢……とても、美しいです。｣

そんな目を輝かせて言われると照れてしまう。

A｢本日は、満足して頂けましたか？｣

私は慌てて、話題を変える。

椋｢はいっ！とても！｣

そう言って彼は今日１番の素敵な笑顔を見せてくれた。

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