好きって伝えていいのかな。2

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Aside





涼太が出て行った部屋の壁にもたれて座り込む。









ほんとは、少しだけ気づいてたかもしれない。






玲於への気持ち。








…なのに、私。気づかないふりしてた。










それで涼太に言われてやっと気付くなんて…









涼太はどれだけ辛かったんだろう。
















それなのに、





馬鹿な私は、無意識の間に










それは、好きとかじゃないっ！





なんて言いかけてた。








涼太の気持ちに気づかずに。





でも。その後








俺がAのこと好きだから。分かるの。









って言われた時、



言葉が出なかった。








涼太は凄い色々相談乗ってくれてたし、





涼太には好きな人が居るって言ってたけど、





まさか私だなんて考えもしなかった。









だから、



涼太の気持ちに、まったく気付かなかった。















けど…






涼太の気持ちを知った今、







玲於の事が好き。ってやっと分かった今、















私が玲於の事を想うように、




涼太も私を想ってくれてたんだ。









…そんな事を考えたら





涙が止まらなかった。

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