好きって伝えていいのかな。 (ページ38)

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玲於side

次の日

いつもは一緒に行ってた学校も、

今日は一緒に行く気がしなくて

いつもより10分早く家を出た。

そして、いつもよりも早歩きで向かった。

着いた時、涼太はいたけど、亜嵐はいなかった。

亜嵐は、アイツと一緒に来んのかな、

ってもーーーーーー！

ただ幼馴染のキスしてた所見ただけなのに、

なんでだろ。

なんでこんなに引きずってんのか

なんでこんなに、むしゃくしゃするか

分からない…。

涼太「どーしたの？そんな顔して、」

あー、俺そんな顔に出てたのか、俺。

こんな顔になる理由、

涼太にだけ相談してみよっかな。

このむしゃくしゃした気持ち。

これが何なのか。

「あのさー、昨日さ」

って、俺の見た事、思った事全部話した。

その結果。

こいつニヤニヤしながら

涼太「それは "恋" ですね。」

って言ってきた。

ふざけてる。

俺がアイツに恋してる？

こっちは真剣に相談してんのに。

相談する人間違えたかもしんない。

「恋？アイツに恋？ないない。」

涼太「それが、あるんだって！まだ子供だなー、笑」

「は？子供じゃねーし」

涼太「あっ！でも、Aは玲於のこt」

A「おはよー！玲於なんで今日置いてったの？」

って言う、こいつの声のせいで

涼太の言いかけた言葉は分からなかった。

涼太「おはよー、そう言えばさ」

って涼太は俺に気を使って話を逸らしてくれた。

ちょっと感謝。

つーかさ！

それよりも俺の頭がさっきから…

涼太とこいつのせいでおかしくなりそう。

涼太は、話を聞いた上で恋とか言うし。

Aは、俺のむしゃくしゃがお前のせいって

知んないからいつも通りだけどさ！

結局、何のむしゃくしゃか分かんなかったし。

はぁ。

誰かまともな人、誰かいたっけ。

あっ、そーだ！

俺だけのスペシャリストがいた！