好きって伝えていいのかな。 (ページ12)

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先生「はい、今日から3泊4日のキャンプだ。」

先生「先生の言うこと聞いて行動しろよー！」

「「「「「「「はーい！！」」」」」」」

先生「じゃー、バス乗れよー。」

亜嵐「宜しくね！席隣だから。」

「あっ、白濱さん。そうだった。」

完全に忘れてた。

亜嵐「そんな嫌そうな顔しないでよー、仲良くしよ笑」

「う、うん。宜しくお願いします。」

そのバス順が決まったのは、3日前。

先生「キャンプまでもうすぐだからバス決めるぞー！」

先生「じゃー、それぞれグループで集まって話し合いしろよー。」

美香「どーやって決める？」

涼太「あみだくじとかは？」

亜嵐「いいね！それにしよ！」

美香「じゃー、玲於くんからいいよ！」

玲於「ここ。」

そして、皆が選び終わった。

美香「あ、私と玲於くんが隣。」

美香「莉子と涼太くんが隣で。」

美香「Aちゃんと亜嵐くんが隣。」

いいなー、美香ちゃん。

私も玲於の隣が良かったなー。

絶対、玲於の隣は楽しいし。

隣が白濱さんだと、何話せばいいか分かんないし。

美香「宜しくね！玲於くん！」

凄い可愛い笑顔で宜しく！なんて

私が男子だったら、絶対好きになってる。

なのに玲於は無視。

莉子「宜しくねー！」

涼太「うん、宜しく。」

莉子ちゃんも笑顔で言ってるのに。

すごい顔で宜しく。って言う涼太。

やっぱり2人とも女子が苦手みたい。

そんなこんなで、決まった席。

そして、隣でずっと話してるこの人。

亜嵐「ねー、聞いてる？！俺の話。」

「聞いてませんでした。」

亜嵐「あとさ、その堅苦しい敬語と、白濱さんって呼び方やめようよ！同い年なんだしさ！」

「じゃー、敬語は辞めます！」

亜嵐「名前は？」

「今まで通り白濱さんでいい？」

亜嵐「えぇー、」

先生「お前らいつまで喋ってんだ？バス乗れよー。」

亜嵐「はーい！」

そう言われてバスに乗った私達。

まだ出発してないのに、

眠気におそわれる。

きっと、白濱さんがずっと話しかけてくるせいだな。

亜嵐「玲於」

…

ん？玲於？

その一言で目が覚めた。