大好き13『過去編』 ページ15
「今日は珍しく早いねえ、A」
突然後ろから声がした
見なくても、誰か分かる
「待ちきれなくて……
…ヘルブラムだって、いつもは遅いでしょ」
そうだっけ?…と、わざとらしく言う
ここは木の上
待ち合わせ場所だ
「それでさーチミに聞きたいことがあるんだけど」
いつもの軽い声じゃない
初めて聞く彼の声
「……うん、何?」
ヘルブラムが口を開く
「…チミさぁ
――――――――…ハーレクインのこと好きでしょ」
んん?
何を言ってるんだコイツは?
まさかエレインがばらした?
いや、そんなことするはずがない
じゃあ何で知ってるんだ
落ち着け私
とりあえず本人に聞いてみようじゃないか
「なな何で知ってるンデスカ?」
……声が裏返ってしまった
「ぶはっ……動揺しまくってますねー」
くっ……
いつものフザけたヘルブラムに戻った
「あ、あと知ってる訳は……チミ分かりやす過ぎ」
…………
顔に出てたのか
意外と気づくんだね、そういうの
「ばれちゃったんなら、しょうがないなー
誰にも言わないでよ?」
「俺っちがそんな軽いやつに見えるか?」
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燐音 - すごく面白かったです! (2014年11月16日 23時) (レス) id: c6d4393e7b (このIDを非表示/違反報告)
愛@オタッキー - キング最高です(*^ー^)ノ♪ (2014年11月13日 2時) (レス) id: 0bc1dfaa32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:微生物A | 作成日時:2014年7月9日 12時