桜色のココア。*second*【赤羽カルマ】

♪８２ ページ43

「皆知ってると思うが、転校生を紹介する



　ノルウェーから来た、自律思考固定砲台さんだ」

「よろしくお願いします」



『…名前長すぎｗ』

もっと短く呼べないかなー？


あ、

『…律』



うん、勝手にそう呼ぼうｗ



*


「…でもどーやって攻撃すんだろ」



「何が？」


カエデたちの会話が聞こえてくる。


…小声になってないし




「固定砲台って言ってるけどさ、どこにも銃なんて付いてないよ」


「うーん…多分だけど」




「＿＿この登場人物の相関図をまとめると…」


そう言ってせんせーが私たちに背を向けた瞬間、




ガシャンッ！



「やっぱり！」



「『かっけぇ！！』」



杉野君とハモッた！


律が攻撃を開始！




…と同時にこっちにも飛んできた！！



『いってぇ！！』



「ｗA、後ろ下がれば？」



『あ、そっか。カルマ君ナイスー』



下がってしまえばこっちのモン！




…でも、こんなにみんなのコト考えずに攻撃して、先生が黙ってるとは思えないけどねぇ…





…その翌々日。



『おっはよー！』



ん？向こうの黒い物体、体積増えてない？



「おはようございます、Aさん、カルマさん！！」



『…なにこの可愛い子』



「今日も一日暗殺頑張りましょう！！」


『ＯＫ！お互いねー』


「はい！」




「…なんかもう仲良くなってるよ」


「Aの臨機応変さな」


「マジそれな」



*


「へぇーっ こんなのまで体の中で作れるんだ！」


ひなたっちが声を上げた。


「はい 特殊なプラスチックを体内で自在に成型できます。

　設計図(データ)があれば銃以外も何にでも！」



「おもしろーい！」



『ってかすごい！じゃあさ、えーと…あ、お花！作ってみて』



「わかりました、花の形(データ)を学習しておきます。

　王手です、千葉君」



「…3局目でもう勝てなくなった

　なんつー学習力だ」



そしたらなんか、殺せんせーが割り込んできた。



「皆さん皆さん！先生だって人の顔ぐらい表示できますよ。

　皮膚の色を変えればこの通り」




「「キモイわ！」」



落ち込む先生をよそに、メグちゃんが言った。



「あとさ、このコの呼び方決めない？

　”自律思考固定砲台”って いくらなんでも」



「だよね」


「………そうさなぁ、何か1文字とって…自…律…」



『私は律でいいと思うよ？』


「お前はそれでいい？」



「…嬉しいです！では"律"とお呼びください！」

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うた担メンバーからの一言☆

潮田渚「僕…頼りないかもしれないけど一応　男だし、ちゃんと襲うことだってできるんだよ？」

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