桜色のココア。*second*【赤羽カルマ】

♪７５　〜no side〜 ページ36

男子部屋では、「気になる女子ランキング」が開催されていた。


「やっぱ1位は神崎さんか」

「まぁ嫌いな奴いないわなー」


「でもさー、こいつが1位なのも共感できるよな」


前原が1位の神崎の下を指さした。




書かれていたのは、



《桜庭 ＊ポイント：・性格(明るい) ・顔 ・なんでもできる(例外あり)》



前原が続ける。


「確かにAの人気高いのもわかるけどさぁ、

　投票した奴、親友のカルマにいじめられっぞー？」


「とか言って、お前も投票したんだろ？」


「まーなｗ …で？神崎さんを上手く班に引き込んだ杉野はどーだったん？」


「それがさぁ、色々トラブルあってさ？じっくり話すタイミングが少なかったわ」


「あー、なんか大変だったらしいな」



と、そこへ赤羽が入って来た。


「お、面白そーなことしてんじゃん」


その言葉に、全員が反応した。


(カルマならさ…)


(あぁ、投票先はやっぱり…？)



「カルマ良いとこ来た」


磯貝の言葉を先頭に、木村が問いかける。


「おまえクラスで気になる娘いる？」


「皆言ってんだ、逃げらんねーぞ」



「…うーん、奥田さんかな」


((…Aじゃねーの！？))


「お、意外。なんで？」


「だって彼女、怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそーだし。

　俺のイタズラの幅が広がるじゃん」


「………絶対くっつかせたくない2人だな」


「俺はてっきりAかと思ってたけど」


杉野が言った。


「ん、A？…まーね。親友ではあるけど」


「Aでも薬品とか作れそーじゃん」


「Aじゃあ駄目。(一人じゃ危ないし、)あいつ理科は苦手分野だから」


「ふーん？」


***

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うた担メンバーからの一言☆

潮田渚「僕…頼りないかもしれないけど一応　男だし、ちゃんと襲うことだってできるんだよ？」

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