桜色のココア。*second*【赤羽カルマ】

♪５６　〜karma side〜 ページ17

夕焼け色の空を見上げながら、Aちゃんは笑顔で言った。


『あーゆーお店で友達と寄り道しながら帰ったら楽しいんだろーなーって思って。

　行きたいところは沢山あるんだけど、行く人がいなかったんだよねぇ』




「本校舎の友達は？」


『浅野っちと五英傑、あとは…先生？』


…多分、みんな勉強してて。


　へらへらしてそうに見えて意外と気遣ってるAちゃんには、邪魔出来なかったんだろーな…


……あ、そうだ。



「じゃあ、行く？行きたいトコ 沢山あるんでしょ？」


『……え？』


「テスト前は無しにしてさ。Aちゃんが行きたい所、毎日一か所ずつ回ってこーよ」


『でも赤羽君、忙しいじゃん』


「俺 忙しいなんて言ったことないしｗ俺でよければ、だけどね」


渚君とか茅野ちゃんとかも行ける日は誘えばいいじゃん、と提案する。






……思いつきを言ったけど、今考えたら何言ってんの俺…





拒否るに決まってんじゃん…自爆って結構ツライなー



『…ホントに いいの？私、だいぶ我儘言っちゃうかも…』


「ある程度は大丈夫」



『…っありがとう！やった！早くテスト終わらないかなーっ』



…拒否らなかった




俺は今、結構進歩したかもしれない。


***


さぁーって、話は中間テストー！もうすぐ修学旅行ー♪←早く旅行が書きたくてたまらない

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うた担メンバーからの一言☆

潮田渚「僕…頼りないかもしれないけど一応　男だし、ちゃんと襲うことだってできるんだよ？」

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