ご。 9/6描写付け足し ページ7
死刑か、救済を辞めるか。
この条件通りなら結局どちらももう救済ができない、という事になる。
おそらく一種の”縛り”とも言うべきものだろう。
だが、この男は
”私が捕まえて食べ、救う”
この前提に於いての縛りを課そうとしているのであり、私以外の者、例えば信者が捕まえた場合については言及していない。
ならば、此処ではとにかく生きる事を選択しておこう。
『…分かった。自分からの救済はしない。それで良いんでしょう?』
”自分からの救済”
つまり、私が捕まえる、食べるの2要素両方が含まれているもの。
そのうちの1要素でも欠けていたらこの縛りの効果はない。
さぁどうだ、此処までこの男は理解できるか?
なんて、まぁ理解できないだろう。
何故なら私達の宗教に信者が居ることは、どの資料にも残されていないのだから。
そして信者による情報の口外も決して発生しないだろう。
もちろん新しく入信してくる方もいるが、内実を全て知っているのは血縁の信者のみ。
とにかく、外部からの介入は一切できないのだ。
彼女は、外面は微笑みを浮かべながらも内面では不敵に哂っていたのだった。
一方、男はと言うと…
「じゃあ決まりだね!
僕は五条悟。君の担任だよ!
宜しくね、羽食 麗ちゃん?」
担任…?
学校には行ったことが無いからどこか新鮮だ。
少し。少しだけ、楽しみ。
『宜しくお願いします、五条先生。』
そして、私の呪術師生活が始まった。
36人がお気に入り
「呪術廻戦」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山西 陽朔 - 面白い作品ありがとうございます。次回作に日蓮思想を題材にした作品を書くのはいかがですか?南無妙法蓮華経と唱えることで万人が成仏するという教えなら、日蓮上人の名誉さえ傷つけなければきっといい作品ができますよ。 (2023年4月30日 15時) (レス) id: aaea05e353 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リム | 作成日時:2021年3月6日 13時