パターン あなたside ページ9
まあまあ、かな。
とりあえず、最初の掴みはいつも失敗はしないから、今回もいい感じに終わらせられた。
いつもの私のパターンとして、最初に勇気をだして声をかけるのはもう慣れてて普通の女子みたいに出だしを躊躇うことはない。
そして、そこから、知り合いまでには簡単に漕ぎ着ける。
次に連絡先を交換して、話が弾むようだったら友達にまでなれる。
でも、そこで私に興味がないのがバレバレだったら、こっちも興味なくすし、逆にこっちのLINEに優しさや惰性ででも返してくれる人だったら、こっちもその優しさに漬け込む。
つまり、思い切って遊びやご飯に誘う。
でも、今までに二人きりでオッケーしてくれた試しはない。
たいてい、良くて共通の友人を混ぜた複数人での遊びになってしまう。
きっと、向こうが私の好意に気づいて、勘違いさせないようにしてるんだろうな。
たいていは、このパターン。
そして頃合いを見て、告白→玉砕。
向こうがこっちを好きになってるかどうか、確信なんて持って告白したことなどない。
友達にはなれてるんだから、嫌われてはいないはず。
だから、さっきも言ったように、もしオッケーだったらラッキー、って感じ。
今回も、とりあえず知り合いにはなれただろうから、あとは何回か会話を重ねて、連絡先交換して、何とか友達まで漕ぎつきたいな。
DISH//というバンド あなたside→←初会話 あなたside
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作者名:苺ミルク | 作成日時:2017年4月28日 3時