ラブソングなんて、似合わないよ… (ページ30)

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ファミレストーク⑤ ページ30

タクミ「え、実際その人はどうなの？アリなの？ナシなの？」
リュージ「お前早速約束破ってるじゃねーか！w」
タクミ「大丈夫だよ。マサキは答えてくれるもん、な？」
マサキ「答えないよっ！」
トーイ「分かったじゃあ質問を変えよう。どんな人なの？その人」
マサキ「どんなって、、、」
タクミ「じゃーまず外見は？どんな感じ？」
マサキ「背が高くて、、、落ち着いた雰囲気の人だよ」
リュージ「え、かわいい系？キレイ系？」
マサキ「そんなこと、俺からは言えないよ」
トーイ「じゃあ中身は？まーくん的にはどんな人にみえた？」
マサキ「中身、、、」

ふと、先日の会話を思い出す。

知り合って間もないのに、俺らのことについて調べてくれた。
スラッシャーやメンバーとの繋がりについても、ずっと俺の気持ちを聞いててくれた。
俺推しになってくれるとも言ってたね。

そして、、、

気になったのは、俺みたいになりたいという発言。

あの時、「俺みたいになったらパンティパンティ言い続けなきゃいけなくなるよ」なんて言って止めてもよかったんだけど、

きっと、本気で俺みたいになりたいというよりは、今の自分に不満を持っていて、別の人物になりたがっているように見えた。

そしてそれは、、、、、

どことなく、昔の俺に重なる部分があった。

だから何となく放っておけなくて、相談相手として名乗り上げた。

「放っておけなかったんだよな、、、」

完全に無意識のうちに口に出してしまっていた。

それを聞いたメンバーは、すかさずその言葉を拾う。

トーイ「おっ？放っておけなかったってことはつまり？」
タクミ「これはこれは？」
リュージ「完全にフラグですね？」
マサキ「だからそんなんじゃないんだってば！」

ああ、まるでこれこそリアルタンバリまーくんだ。

周りにからかわれまくって、ムキになりまくってる男。

あの曲、俺の将来像を描いたものだったのかな。

マサキ「とにかくっ！その人とはつい最近たまたま話したから思い浮かんだだけでっ！まだそんな、恋だとかの関係ではないから！」

梨々さんも知ったら困るだろう。
自分の知らないところで、勝手に俺の恋人だなどと祭り上げられてるなんて。

マサキ「ねっ、これ以上はその人に失礼だからっ！はい、もう終わりねっ！この話題おわり！」
タクミ「はいはい。まー頑張ってね、タンバリまーくん」
リュージ「出たよタンバリまーくんw」
マサキ「だからちゃうわいっ！」