混乱 ページ13
トーイ「あれ、でもまーくんさ、過去に彼女いなかったっけ？」
トーイの言葉で我に帰る。
「マサキ」を呼び戻す。
マサキ「いたよ！でも、恋してたかって言われるとちょっと微妙かな、、、」
リュージ「なんだそれ！w」
トーイ「好きでもねーやつと付き合ってたのかよ〜カラダ目当てか？まーくんカラダ目当てだったのか？」
マサキ「そんなんじゃないわいっ！」
タクミ「わい って突っ込みwwww」
リュージ「えーマサキお前そんなんだったのかよー引くわー最低だなお前ー』
マサキ「だからちゃうわいっ！」
全く。
一度俺をいじり始めると収集つかなくなるんだから。
マサキ「好きだよ！人としては好きなんだよ多分！でも、自分から『この人じゃなきゃやだ！』とかは思ったことないってだけで」
トーイ「なんだよそれー、、、」
タクミ「俺それは考えられないわ。好きな人できたらぜってー自分のものにしたいもん」
リュージ「タクミ意外と独占欲強いもんな」
トーイ「それフツーなんじゃね？いや、まーくんのが特殊だよ」
リュージ「それはあるけどね」
やっぱり、この年で恋をしたことがないのは特殊なのかな。
マサキ「まーね、ほら、これからじゃん？俺らまだまだこれからじゃん？」
トーイ「またなんか始まったよ、、、」
マサキ「だから僕は焦らないのであーる！」
リュージ「うわ、こいつマジでうぜえ！w」
タクミ「少しは焦ろよ！『あーる！』ってなんか腹立つ名wwww」
トーイ「もういい。行こう、タクミ、リュージ」
マサキ「待てぇぇぇいっ！」
またしても俺のボケで盛り上がる楽屋。
危ない危ない。
ふと気を抜くと、DISH//に「昌暉」を連れてきそうになる。
特に、こういう恋愛絡みの話をするときは。
普段ならDISH//のときは「マサキ」を徹底できるのに、恋愛という、俺を「昌暉」か「マサキ」かで悩ませる話題になると、いつもはブレない「マサキ」が揺らいでしまいそうになる。
つまり、どっちでもない、この悩める自分になってしまう。
そんなことになると、俺だけでなく、メンバーも混乱してしまうから、それは避けたい。
でも、メンバーはみんな、俺が「マサキ」だけで構成されている訳ではないということを知っている。
どういうときに「昌暉」になって、どんなときに「マサキ」に戻るかというところまで、知っているだろう。
だけど、もしみんなが知っているタイミング以外で切り替わったりしてしまえば、みんなは混乱するに違いないんだ。
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作者名：苺ミルク | 作成日時：2017年4月28日 3時
