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赤羽「じゃ、俺こっちだから。バイバイお二人さん」
「あっ、赤羽くん帰っちゃうの!?」
赤羽「いやだって帰るために歩いてたんじゃん俺ら。それにさあ、毎日こうでしょ」
「いや、それはそうなんだけど....!!」
潮田「ま、また明日ね!!」
角を曲がってしばらく進み、俺は苦笑した。何回この同じやり取りをすれば、あの二人は気づくのか。
渚くんがあの子――紺野さんに惚れちゃったってことは、E組で再開した日の内に分かった。俺が殺せんせーにちょっかいかけて、それを気にしながらも、休み時間なんかには物憂げな表情でしょっちゅう彼女を見つめていたから。渚くんのあの目は嘘をつかない。間違いない。
最近だって、暗殺術が上達したとかテストの順位が上がったとかで彼女に感心されては耳まで真っ赤に染まっている。
逆に、彼女が渚くんを好きだってことには、夏祭りまで気づかなかった。女子はやっぱり隠すのが上手い。俺が男で彼女は女、ってのが正しいけど。女子の気持ちとか知らないし。
夏祭り、渚くんが綿あめを頬張る彼女を見ている....のをニヤニヤ眺めつつ、俺は殺せんせーとこんな話をした。
赤羽「渚くん、見すぎ...紺野さんもよく気づかないねぇ」
殺「そりゃそうですよ、彼女にそんな余裕はないですから」
赤羽「？...なにそれ」
殺「ヌルフフフ...ズバリ、Aさんは渚くんにホの字ですので」
赤羽「え、そーなんだ。さすがエr本読み漁ってカンノー小説書くだけあって女子の感情マスターしてるね、殺せんせー」
殺「にゅやっ!?違いますよカルマくん、紺野さんをここに誘ったときに『ちなみに渚くんや茅野さん、神崎さなどはもう誘いました』って言ったらOK貰ったんで確信しただけです！第一、カンノー小説は先生まだ書いてませんし！」
赤羽「あ、予定はあるんだ？」
ゆでダコみたいになって否定した殺せんせーは置いといて、確かにそうかもと思った。渚くんに気をとられて見ていなかったけど、確かに彼女も渚くんを、授業中にちらちら見ていたから。俺は席が一番後ろだから、容易に確認ができた。
で、今現在二人きり。
あわあわと口を開いては真っ赤に染まる二人が頭に浮かび、俺は失笑する。
赤羽「あー、あの二人、さっさとくっつけばいいのに」
からかう相手が増えて、俺も楽しいし。
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彼らが彼に相談をしにくるのは、そう遠くない未来。
***
リクエストありがとうございました。
【ハイキュー!!】こじらせこじつけ【菅原孝支】→←===2===
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きゃぱしち(プロフ) - lebhaftさん» ありがとうございます、残り2,3話くらいで頑張ってまとめます。とにかく頑張ります← (2015年7月15日 20時) (
レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
lebhaft(プロフ) - きゃぱしちさん» さすがです！！もう渚くんの作品、キュンキュンしまくりでした(*^^*)スガさんも楽しみに待っています！！更新頑張ってください♪ (2015年7月15日 20時) (レス) id: e0ccfa2f6b (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - かりんさん» リクエスト有り難うございます。信楽さん了解しましたゞ (2015年7月1日 16時) (レス) id: b4a42a33d8 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - すごく面白かったです！リクエストでクグコクの信楽さんお願いできますか？よろしくお願いします！ (2015年7月1日 14時) (レス) id: 2b81f9b15c (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - ゆず酒さん» ありがとうございます( ´∀｀)お気に召したならよかったです。最初のほうは、貧乏性なので残しておきます← 更新頑張ります！ (2015年6月29日 22時) (レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃぱしち | 作成日時：2015年6月15日 6時
