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彼女は怯えた表情を隠さない。右肩に置かれた俺の手と顔を交互に見る。
「縁下さん.....？あの、」
縁下「君に何が分かるんだよ.....ッ!!」
顔がくしゃくしゃに歪んでいるのが分かる。悔しさと行き場のない怒りが具現化したように、歪んで。それを彼女に向けるのが筋違いだと分かっていても、俺は自分を抑えきれなかった。
縁下「先輩たちが全国目指してる大会でレギュラーにも入れない、一年生にも追い抜かれて.....俺が逃げたからだってことぐらい分かってるよ。だからこうして貢献しようとしてるんだ、邪魔しないでくれよ...！」
「...........」
ぽかん、と俺を見る彼女の目を見て我に帰った。慌てて手を離し、頭を下げる。
縁下「ごっ、ごめん！大きい声出しちゃって....紺野さんにこんなこと言っても仕方ないのに.....ほんとごめん、ちょっと気が立ってたんだ...今の、忘れて」
「縁下さん、やっと私に仕事くれましたね」
へっ？と顔を上げる。
彼女はアハハと笑って続けた。
「私だってマネージャーですもん。選手を支えるのが仕事です。.....だからその、散らかった部室を片付けるのも私の仕事なんですよ。今日とかは縁下さんがやってくれたんですけど。選手はそっちの貢献とか気にしないで、そういうことしてる暇があるなら練習して、強くなってください。それが縁下さんの仕事だし....私には出来ないこと、なので」
だから私の仕事奪わないでくださいよ。
最後にそれだけ言ってお辞儀をして、部室棟の鉄階段を降りていった。再び一人残された俺は、彼女の言葉を反芻して部室を閉めた。
縁下「.....だよな」
掃除なんて、やってられない。
体育館を一瞥し、俺は校門へと走っていった。
縁の下の力持ちは俺じゃないんだ。
***
あ ん ま り 恋 愛 し て な か っ た 。
ほのぼの青春エンドだね！←
リクエストありがとうございました。
【ハイキュー!!】デヰト日和とぬゐぐるみ 【縁下力】→←【ハイキュー!!】下には下が【縁下力】
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きゃぱしち(プロフ) - lebhaftさん» ありがとうございます、残り2,3話くらいで頑張ってまとめます。とにかく頑張ります← (2015年7月15日 20時) (
レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
lebhaft(プロフ) - きゃぱしちさん» さすがです！！もう渚くんの作品、キュンキュンしまくりでした(*^^*)スガさんも楽しみに待っています！！更新頑張ってください♪ (2015年7月15日 20時) (レス) id: e0ccfa2f6b (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - かりんさん» リクエスト有り難うございます。信楽さん了解しましたゞ (2015年7月1日 16時) (レス) id: b4a42a33d8 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - すごく面白かったです！リクエストでクグコクの信楽さんお願いできますか？よろしくお願いします！ (2015年7月1日 14時) (レス) id: 2b81f9b15c (このIDを非表示/違反報告)
きゃぱしち(プロフ) - ゆず酒さん» ありがとうございます( ´∀｀)お気に召したならよかったです。最初のほうは、貧乏性なので残しておきます← 更新頑張ります！ (2015年6月29日 22時) (レス) id: 821cba77ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃぱしち | 作成日時：2015年6月15日 6時
